2025年最新!幼児におすすめの伸ばしたい能力別習い事
「園のクラスのお友達は習い事をしている子も多いみたい。うちもそろそろ習い事をさせたいな」「うちの子どもの得意なことを伸ばせる習い事ってなんだろう」「運動能力を伸ばしたいけど、どの習い事をさせよう……」このように考える方も多いと思います。幼児期の習い事と言っても伸ばしたい能力は子どもによって異なりますし、さまざまなサービスがあって迷ってしまいますよね。
この記事では
- 幼児期の習い事を選ぶポイント
- 伸ばしたい能力に合った習い事
- 年齢や発達段階に合わせた習い事
を紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、習い事選びの参考にしてください。

どれぐらいの子どもが幼児期に習い事をしているの?
学研教育総合研究所の『幼児白書Web版(2022年9月調査)』の「幼児の日常生活・学習に関する調査」の結果によると、就学前から習い事をする子どもは56.1%です。半数以上が幼児期から習い事をしていることになりますね。
幼児期に習い事を始めるメリット
幼児期に習い事を始めることでさまざまな能力が身につき、子どもの将来の可能性を広げられます。
社会性や協調性の育成
保育園・幼稚園で先生や友達と過ごすことでも社会性や協調性は育まれますが、習い事の友達や講師と関わることで対人関係の経験が増えて、社会性の育成につながります。また習い事は目的や目標がはっきりしていることも多く、テストや発表会などのイベントを乗り越えるために励ましあったり、教えあったりする体験が園生活よりも多いです。園生活だけでは味わえない友達との関わりを経験できることは魅力でしょう。
集中力や忍耐力の向上
習い事の時間は1つのことに取り組む時間でもあるので、集中力が身につきやすい環境です。特に手先を動かすピアノやそろばん、書道などは集中力がつきやすいと言われていますよ。また難しいと感じる壁に直面し、挫折を味わうこともあるかもしれませんが、粘り強く取り組んで乗り越える経験をすることで忍耐力の向上にもつながります。
将来への可能性を広げる
園生活だけでは経験しにくいことに取り組める機会である習い事。習い事を通して子どもの好きなこと・得意なことが見つかると、将来の進路や仕事を考えるうえで選択肢が増えることもあります。また進路や仕事につながらなかったとしても、大人になってからも楽しめる趣味になるかもしれません。子どもが生涯にわたる自分の好きなこと・心の支えになることを見つけられれば、保護者としても嬉しいですね。
子どもの才能を引き出す!習い事を選ぶポイント
せっかくお金を払うなら、子どもの力を引き出せる習い事を選びたいですよね。ここでは習い事を選ぶポイントを解説します。
子どもの興味関心
子どもが興味関心を持てる習い事は、子ども自身が楽しんで通えるため継続しやすいです。歌や音楽が好きな子どもなら音楽教室やピアノ、体を動かすことが好きならダンスや体操など、普段の自宅の様子を観察したり、園での様子を先生から聞いたりして好きなことを見定めていくと良いですね。
保護者のサポート
習い事で必要な保護者のサポートは以下のようなものがあります。
- 送迎や同伴
- 練習のサポート
- 必要な物品の購入や用意
- 月謝の用意
- 講師とのコミュニケーション
特に幼児期の場合は安全面から、送迎は付き添いが必要な場合がほとんどです。レッスン内容の理解が子どもだけでは難しいため、講師とコミュニケーションを図るために同伴を求められることや連絡ノートを使用する場合もあります。習い事の種類や教室によって、どの程度の保護者の関わりが必要か異なるため、教室見学や実際に教室に通う生徒の保護者に話を聞いてイメージを持てると安心です。
通いやすさ
先述のとおり、幼児期は送迎時に保護者の付き添いが必要なことがほとんどです。自宅から遠いと送迎の負担が重くなるため、できれば自宅の近くの教室に通えると良いでしょう。自宅近くであれば小学生になり講師や保護者が送迎は不要と判断すれば、自分で歩いて教室に行くことも可能ですよ。
能力別!伸ばしたい能力に合わせた習い事

子どもにおすすめの習い事を、伸ばしてほしい能力別に解説します。
運動能力を伸ばしたい場合
全身を使う水泳、体操、トランポリンなどがおすすめです。全身の筋肉を使い、バランスをとることで体幹が鍛えられて姿勢が良くなることも期待できます。また必要な道具が少ないので物品の購入が少なく済む場合も多いですよ。
知的好奇心を刺激したい場合
プログラミング、ロボット教室などがおすすめです。ゴールや目標を子どもが自分で設定し、ゴールまでのプロセスのなかで「なぜだろう」と考えたり「できた!」と達成感を味わったりすることができます。
また幼児教室はさまざまなものごとに触れる機会が多く、子どもの好奇心が刺激されて好きなことを見つけられることも多いです。
コミュニケーション能力を伸ばしたい場合
英会話は英語を通して講師や友達と関わる習い事なので、コミュニケーション能力の向上が期待できます。英語を身に着けられると将来的にもさまざまな国の人と関わる場面で役立ちますね。
またサッカーや野球などのチームスポーツ、ダンスもおすすめです。チームで試合に勝つこと、発表会でかっこよく踊ることなど、同じ目標に向かって練習する中で友達と関わることが多いため、体を動かしながらもコミュニケーション能力が育ちます。
年齢別!発達段階に合わせた習い事
子どもの年齢や発達段階によって習い事の選び方も変わってきます。ここでは1歳~2歳・3歳~4歳・5歳~6歳に分けておすすめの習い事をご紹介します。
1歳~2歳
1歳~2歳頃は歩行も徐々に安定していき、走る・ジャンプするなどの運動機能を獲得していく時期でもあります。このころは体をたくさん動かして気持ちも発散できる習い事がおすすめです。
- リトミック
音楽に合わせて体を動かすリトミックは体の使い方を学べます。音に合わせて体を動かす・止まるなど、音感やリズム感・集中力などを養います。
- ベビースイミング
保護者と一緒にプールへ入水し、水に親しみます。保護者も一緒に体を動かせるので運動不足の解消にもなりますね。
- 幼児教室
さまざまな方針の幼児教室がありますが、生きていくために必要不可欠な人間性や社会性を身に着ける習い事です。知育・運動・音楽など、さまざまな物事に触れるので子どもの興味の幅を広げられます。
3歳~4歳
3歳~4歳は走る・ジャンプする・バランスをとるなど基本的な運動動作ができるようになり、ボタンを止めるなど手指の発達も進んできます。自分の気持ちなどを言葉にして友達との関わりも楽しめるようになる時期です。また先生の話を正しく理解したり、我慢ができるようになってきます。
- 英会話
3歳~7歳頃は人の耳が急速に発達する時期と言われています。この時期に英語特有の発音やリズムを聞くと自然に吸収しやすい傾向があります。
- 音楽教室
先述の通り耳が急速に発達する時期のため、音感を獲得しやすいと言えます。また手指の発達も進む時期ですので、ピアノなどの楽器に触れるのも良いでしょう。
- 水泳
オムツが外れていることも多いためトイレの心配が少ないです。水泳は全身の筋肉を使うため体幹が鍛えられ、体力もつきます。
5歳~6歳
5歳~6歳は社会性が身に付き、ルールのある遊びを楽しむことができ、相手の気持ちを考えた言動ができるようになる時期です。年中・年長さんの時期なので、保護者は就学を意識する方もいらっしゃると思います。
- 体操
体の使い方を学び、体力や運動能力を身に着けられます。体幹を鍛えることができるので、姿勢の保持にも繋がりますよ。
- サッカー
サッカーのルールを理解してゲームを楽しむことができます。体力作りはもちろん、チームスポーツなので友達とのコミュニケーションを学ぶ機会が作られる点でもおすすめです。
- 習字・書道
文字を書くことに興味を持つ時期でもあるので、正しい書き順・字の形を覚えられます。座って気持ちを落ち着かせる・礼儀作法を学べるなど、書くこと以外の学びも多いです。
習い事を選ぶ際の注意点

さまざまな習い事を紹介してきましたが、子どもの負担が大きくなり「こんなはずでは……」とならないように、気をつけたいポイントがあります。
無理のないスケジュール
習い事を始めると子どもにも保護者にも少なからず負担がかかります。保育園・幼稚園の生活や他の習い事、家族の仕事や用事など、無理のないスケジュールを組めるか検討しましょう。特に幼児期は習い事の送迎や付き添いが必要な場合が多いため、家族で協力して予定を組めると良いですね。送迎が家族だけでは難しい場合は、地域にもよりますがベビーシッターや習い事送迎サービスを利用できますので、ぜひ検討してみてください。
子どもの興味・関心を観察する
習い事選びのポイントでも解説しましたが、興味・関心を観察して子どもにあったものを選ぶことが大切です。保護者がやらせたいことを押し付けてしまうと、苦手意識が芽生えたり親子関係にも悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
もし「この習い事をやってみてほしい」と保護者が思うものがあれば、子どもに習い事の内容を伝えて相談してみることがおすすめです。子どもが話を聞いて納得したうえで習うことを決めましょう。
体験レッスンを活用する
「習い事をしよう」と子どもに話すだけではイメージしにくいことも多いので、体験レッスンを活用して実際に習い事をやってみることもおすすめです。体験レッスンのメリットは以下が挙げられます。
- 無料または安価な価格でレッスンを受けられる
- レッスンの実際の雰囲気や内容を体験できる
- 教室や先生との相性を確認できる
- 教室までの交通手段や道のりを確認できる
- 子ども・保護者の負担感をなんとなくつかめる
教室に出向いてレッスンを体験したり講師と話したりすることで、子どもと習い事・教室の相性を確認できるのは安心ですね。子どもも話を聞くだけではイメージしにくいことも多いですが、実際にレッスンを受けることで「やってみたら楽しかった!」と感じることもあります。多くの教室で体験レッスンを設けているので、気になる習い事を見つけたら気軽に申し込んでみましょう。
まとめ|習い事で子どもの可能性を広げよう
自宅や保育園・幼稚園以外にさまざまな経験ができる場である習い事。子どもの個性や伸ばしたい能力にあった習い事を選んで、将来の可能性を広げましょう。