ラン活成功ガイド!後悔しないランドセル選びのすべて

「もうランドセルを選ばないとダメなの?まだ年中なのに…」そんな風に感じているママやパパも多いはず。実は、ランドセル選びのピークは年長の春〜夏前。年々スタート時期が早まり、人気のモデルやカラーは、予約開始と同時に売り切れることもあります。
この記事では、ラン活の基礎知識からおすすめスケジュール、選び方のポイントを解説します。失敗しないランドセル選びのために、ぜひ参考にしてくださいね。
ラン活とは?
まず初めに、そもそもラン活とは何なのか、いつから始めるべきかを解説します。
ラン活の意義
「ラン活」とは「ランドセル活動」の略語で、小学校入学を控える子どものためにランドセルを選び、購入するまでの一連の活動を指します。ランドセルは、子どもが小学校の6年間を共に過ごす大切なパートナー。そんなランドセルを納得いく形で購入するための活動がラン活です。
ランドセル選びには、ブランド、デザイン、カラー、素材など、様々な選択肢があります。一方で、人気モデルを購入するための競争が激化しており、早めに動き出すご家庭が増えています。気付けばお目当てのランドセルが売り切れ…ということも珍しくありません。
特に、近年はSNSや口コミで情報が一気に拡散されるため、焦りを感じて行動する保護者の方も多くいます。だからこそ、正しい情報を得て、ご家庭に合ったタイミングでラン活を進めることが大切です。
いつから始めるべき?
多くのご家庭では、年中の冬からラン活をスタートさせます。年長になる前の1〜2月にカタログを取り寄せたり、SNSで情報収集を始めたりするのが一般的です。
その後、年長の春以降には、実際に店頭でランドセルを背負ってみたり、展示会に参加したりします。そして、年長の4月〜5月には、予約や購入を済ませるご家庭が多いです。このように、思っているより早めの行動が必要になります。展示会によっては来場予約が必要な場合があるため、気になるブランドの情報は早めにチェックしておくと安心ですよ。
おすすめラン活スケジュール

「ラン活って、いつ何をすればいいの?」と疑問に思う方のために、年間を通じたおすすめのスケジュールをご紹介します。年中のうちから始めると、余裕を持ってランドセル選びができますよ。人気商品を確実に手に入れるためにも、早めの計画がカギになります。
カタログを見比べる:年中さんの1月~2月
まず始めたいのが、気になるブランドのカタログ請求です。年中さんの1月~2月になると、各ブランドの新作情報が解禁され始めるタイミングです。届いたカタログを親子で見ながら、どのようなランドセルがあるのか知るところからスタートしましょう。
また、近年はオンラインカタログを用意しているブランドが増えており、スマホやパソコンから簡単に閲覧できます。子どもの好みや保護者の方の希望をすり合わせるために、メモをとりながら検討を進めていくのがおすすめですよ。
店舗に足を運ぶ:年中さんの3月~
年長になる春には、店舗に新作のランドセルが並び始めるため、実際に見たり、背負ってみたりするのに最適な時期です。背負い心地や重さ、サイズ感は写真では分からないので、実物で確認しましょう。
また、展示会ではランドセルを作る職人さんの話が聞けたり、限定カラーが紹介されたりと情報が満載です。家族みんなで見に行くことで、子どもも楽しんで選べるため、積極的に参加しましょう。休日は混み合うため、平日や、早めの時間帯を狙うのもポイントです。
ランドセルの予約・購入:年長さんの4月~5月
年長さんの4月〜5月頃から、予約・購入が本格化します。特に、工房系や限定モデルのランドセルなどは、予約開始の初日で完売してしまうケースも。そのため、気になるモデルがある場合は、販売開始日を事前にチェックしておき、早めに申し込みましょう。予約開始日を忘れていた…ということがないよう、スケジュール帳やスマホのリマインダーに記録しておくのがおすすめです。
新作の売り切れ時期に注意!:年長さんの6月~9月
6月~9月は、ラン活のピークです。特に、人気ブランドの定番色や、女の子に人気のくすみカラー、男の子向けの黒×ステッチのデザインのランドセルなどは、早期に売り切れやすいため注意が必要です。
この時期は在庫が減ってきて、カラーやモデルの選択肢が限られる場合があります。ただし、もしラン活に出遅れたと感じたとしても、諦めないでください。メーカーによっては再入荷や追加生産が発表されることがあります。公式SNSやHPをこまめにチェックしておきましょう。
ランドセル選びのポイント

ランドセルは6年間、毎日使うもの。だからこそ、見た目だけで選ばず、実用性や子ども自身の好みも大切にしたいものです。ここでは、ランドセル選びで後悔しないためにチェックしておきたい4つのポイントをご紹介します。
重量・背負い心地
毎日背負うランドセルの「重さ」は非常に重要です。最近では軽量モデルも多くなりましたが、軽ければいいというわけではありません。
実際に背負ってみると、重さ以上に、肩ベルトのフィット感や重心のバランスが大事だと感じる場合も多く、同じ重量でもブランドによって背負い心地が全く違うこともあります。兄弟姉妹の意見も参考になるので、上の子に聞いてみても良いでしょう。
素材と機能性
ランドセルの素材には、以下のような種類があります。見た目・重さ・耐久性に大きく関わるため、各素材の特徴を理解しておきましょう。
人工皮革:軽くて水に強く、価格も比較的手頃です。お手入れが簡単で、デザインのバリエーションも豊富です。
牛革:高級感があり、耐久性も高めです。やや重さがありますが、長く使ううちに風合いが増します。
コードバン:革のダイヤモンドと呼ばれる高級素材です。ツヤが美しく、耐久性も抜群。ただし、高価で重量感があります。
ナイロン・ポリエステル系:軽量タイプのランドセルに使用されています。見た目はランドセルに近づけてありますが、耐久性はやや劣ります。
素材選びは、軽さ・価格・手入れのしやすさ・耐久性のバランスがポイントです。
また、ランドセルの機能面については、以下を参考に比較検討しましょう。
A4フラットファイル対応:教科書や連絡帳のサイズに対応。標準仕様ともいえます。
自動ロック:フタを閉めるだけで自動で鍵がかかるので、簡単・安全です。
防犯ブザーフック付き:肩ベルトのDカンや金具にブザーが取り付けられ、通学時に安心です。
持ち手ハンドル付き:ロッカーや玄関で運ぶ際に持ちやすく、便利です。
反射材付き:視認性がアップするため、暗い時間帯に登下校する必要がある場合は安心です。
背あてや肩ベルトのクッション性:通気性やフィット感に優れた構造は、疲れにくさにも直結します。
防水・撥水加工:雨の日も安心して使用できます。ランドセルカバーなしでも濡れにくいものが増えています。
デザインとカラー
近年は、ランドセルのカラーバリエーションが豊富です。定番の赤や黒はもちろん、ラベンダーやネイビー、キャメルなども人気色です。
また、ランドセルのデザインも多様化しています。フタの形状やステッチ、金具の色や刺繍など、細部のデザインも印象を左右します。個性を表現できる要素が増えており、好みと長く使えるかどうかのバランスが大切です。6年間という長さを考え、親子で相談しながら、お互いが納得できるデザインとカラーを見つけましょう。
子どもが気に入っているかどうか
ランドセル選びで一番大切なのが「子ども自身が気に入っているかどうか」です。親がいくら性能やブランド、価格で選んでも、子どもが気に入らなければ、毎日の登下校がつまらなく感じてしまうかもしれません。
子どもが自分で選んだランドセルには、自然と愛着が湧き、大切に使ってくれる傾向があります。6年間という長い時間をともに過ごすパートナーになるからこそ、自分の意思で選んだことが、子どもにとって大きな意味を持つのです。
とはいえ、親としては「派手すぎないかな?」「高学年になっても飽きないかな?」と心配になることもありますよね。そんなときは、好みを尊重しつつ、将来のことも一緒に考える機会をもつのがおすすめです。カバーを活用する、少し落ち着いた色味の中から選ぶなど、お互いが納得できる選択肢を見つけることで、親子ともに満足できるランドセル選びが叶いますよ。
賢いラン活の進め方
「ラン活の情報が多すぎて、何を信じればいいのか分からない…」という方も少なくありません。最後に、効率よく失敗のないラン活を進めるための具体的な方法をご紹介します。納得のランドセル選びを目指しましょう。
保護者が候補を絞り、お子さんが選択
いきなり全てのカタログを子どもに見せても、「どれがいいか分からない」と混乱してしまうだけです。そこでおすすめなのが、保護者が候補を数社に絞り込んでから子どもに選ばせる方法です。例えば、使いやすさ・予算・色の方向性・評判などの面を比較し、3~5種類に絞りましょう。その中から子どもに「どれが一番好き?」と選ばせると、自分で決めた実感が得られて満足度もアップします。
また、自分で選んだという気持ちがあると、愛着が湧き、大切に使ってくれる傾向も。このように、子どもの意見を尊重しつつ、親がナビゲートするバランスが大切です。
SNSやカタログ・展示会で情報収集
近年のラン活は、SNSでの口コミやYouTubeのレビュー、先輩ママのブログ記事など、情報が多いです。特に、InstagramやX(旧Twitter)では、「#ラン活」「#ランドセル比較」などのハッシュタグでリアルな声が集まっており、人気ランキングや着用写真も見つけやすいです。
ただし、SNSの情報は人によって価値観や優先ポイントが異なるため、あくまで参考として受け止めるのがコツ。最終的には、カタログや展示会で実物を見たり、実際に背負ってみたりする体験が大切です。
早期割引や旧モデル割引をチェック
ランドセルは、高価な買い物のひとつ。10万円を超えるモデルも珍しくなく、家計の中でもしっかり検討したいポイントです。そんな中で注目したいのが、早期予約特典や旧モデル割引、アウトレット価格など、タイミングによってお得に買える制度です。
例えば、工房系のブランドでは3月までの予約で○%オフ、兄弟割など、早めに決断した家庭に向けた特典がある場合があります。また、型落ちの旧モデルや展示品は、新作に比べて数千円〜1万円以上安く購入できることも。
人気モデルに強いこだわりがなければ、お得に買う選択肢も視野に入れておくのがおすすめです。ただし、旧モデルは在庫限りなので、早めのチェックが必要です。各ブランドのメルマガやSNSをフォローして、キャンペーン情報を見逃さないようにしましょう。
まとめ
ラン活は、初めての方にとっては戸惑うことが多いかもしれません。早めに情報を集めて少しずつ動き出すことで、納得のいくランドセルに出会えるはずです。何より大切なのは、子どもが気持ちよく小学校生活をスタートできること。親子で楽しみながら、一緒に選んだランドセルは、きっと特別な存在になるでしょう。この記事でご紹介したスケジュールや選び方のポイントを参考に、後悔のないラン活を進めてください。