美しい姿勢になる!女の子に人気の習い事ならバレエ
女の子の習い事といえばバレエのイメージを持つ親御さんは多いでしょう。背筋がピンと伸びた姿勢が身につき、幼いころからバレエをしていると大人になっても立ち姿が美しくなります。
バレエは優雅な身のこなしや、チュチュやリボンなど可愛い衣装が目につきますが、レッスンでは地道な努力が必要です。発表会などの費用面も気になるでしょう。実際にバレエを習うにはどういったポイントがあるか、こちらに紹介します。
バレエを続けると身に付つく3つの効果
リズム感・豊かな感性
フランス生まれのバレエは、1・2・3にあたる「アンドゥトロワ」などフランス語の指示が良く使われます。基礎の練習で足のポジションや体重移動を覚えてから、音楽にのせてバレエを踊る高度な技術が身につけていきます。その際にリズム感は欠かせず、練習をするごとに体が覚えていきます。
また、レッスンで様々な音楽を聞くことで、リズム感を良くするだけでなく感性を豊かにします。先生や他の子のバレエを見る機会も多くなり、芸術的な刺激をうけ、豊かな感性が身についてきます。
柔軟性・姿勢の良さ
バレエレッスンではストレッチをしっかり行います。もともと柔軟性の高い子どもにとって苦にならず、楽しみながらより柔軟になれるのもポイントです。体が柔らかいバレリーナですが、もともと柔軟な体質の人ばかりではありません。子どものうちから始めることで、柔軟性が身につくケースも多くなります。
また、常にまっすぐで美しい立ち姿を意識することから姿勢が良くなります。美しい姿勢は大人になった時も周囲の目を引きます。さらに、きれいな膝の形をキープするために、日常的に正座をさせないように指導をするスクールもあります。子どものうちに身につけると一生得をするバレエの効果ともいえます。
表現力
バレエはダンスというより総合芸術としてとらえられています。そのため、体全体で物語や人の心を表現します。ただ美しいだけでなく、表現力を磨くにも良いとされ、アイススケートの選手も大人になってから習っているほどです。
子どものころからバレエに親しむことで自然に表現力が身につき、発表会で役をもらうことで自信も持てるでしょう。作品世界を理解することも合わせて行っているので、状況や相手の気持ちなどへの洞察力も磨かれます。色々な作品や舞台に触れることで、視野が広がるのも子どものころにバレエをさせる魅力の一つです。
バレエの種類と演目などの特徴
クラシックバレエ
クラシックバレエは伝統的なスタイルと技法で振り付けられる古典的なバレエです。通常バレエを習っているというと、クラシックバレエを指します。チュチュやシニヨンがトレードマークで、トゥシューズは足が発達する10歳ごろから履きます。
練習では、バランスをとるためにつかまるバーを使った、バーレッスンで基礎的な足のポジションを覚えます。それから広い床の上でバレエのジャンプやステップ、発表会に向けた振りを練習します。
演目は『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』など、世界的に知られた古典になります。
モダンバレエ
クラシックバレエの形式的な振付ではなく、より自由な発想で演目を作っていったのがモダンバレエの始まりになります。そのため、スクールの雰囲気も自由なところが多くなります。表現方法も多彩で、子どもの感性を伸び伸びと表現させたいという家庭や型にはまるのが苦手な子どもに向いています。
基本はバレエの動きを採り入れて練習をします。先生の経歴やタイプによっても大きく違ってくるのがモダンバレエの特徴です。
演目はより自由な選曲での創作が多く、自由な衣装や振付になっています。
コンテンポラリー
コンテンポラリーはもっとも現代的なバレエのジャンルで、国際バレエコンクールでも評価対象にされています。あるていどバレエを経験した小学生くらいから始めることができ、現代的な音楽に合わせた抽象的な動きを組み合わせた複雑なものです。
シニヨンにチュチュといったバレエを想像すると違うので注意しましょう。
バレエの費用はやっぱり高い?目的別バレエスクールの選び方
バレエにかかるお金のうちわけ
バレエをさせることの一番のネックは費用の問題です。スクールによって違いますが1レッスン当たり2000円程度で、月謝にして10000円ほどかかります。さらに発表会では衣装代や場所代などで10万円以上必要になるのも大きな出費です。バレエシューズやレオタードなどの練習着もサイズアップする度に用意するため年間で数千円から一万円くらいかかります。先生へのお礼代や、発表会に来てくれた子たちへのお礼などもかかってきます。
※参考費用
入会金:5000円~20000円
レッスン費用:1回1000~2000円程度×5~10回 毎月
発表会費用:1回 数万円~数十万円(入る前にスクールに要確認)
消耗品費用:成長に合わせて年間10000円~程度
低予算でバレエを習わせるなら
バレリーナを目指すか、情操教育の一つとして取り入れるかでかかる費用も変わってきます。バレエスクールは多く、バレエスタジオやバレエ団以外にもカルチャーセンターやスポーツクラブでバレエに親しむこともできます。子どものやる気と家庭の経済状況を考慮して無理のないスクールを見つけましょう。
※参考費用
スポーツクラブ入会金:~5000円(時期によって無料キャンペーンもあり?)
月謝:6000~10000円程度
発表会費用:数万円程度
消耗品費用:5000円~10000円程度(指定の場合が多い)
※カルチャースクールはチケット制のところも多く、一回2000円程度になります。
本気でバレエをするなら投資は必要
バレエで芸術的なセンスが磨かれ、世界的に通じる教養を身につけられるのも今後国際的に活躍する子どもたちにはポイントになるでしょう。発表会に出てクラシックバレエ作品に触れることで身につく知識は世界共通のものです。
最近は日本人でも国際バレエコンクールで入賞するなど、日本のバレエの評価が高まっています。世界のトップを目指すなら、コンテンポラリーも掛け持ちでレッスンを受けられるスクールが有利です。一流バレリーナを目指すなら大きな発表会を何度も経験することが必要です。費用がかかることは覚悟の上で、幼いうちから有名なスクールに入るのが近道です。
バレエを習うなら覚えておきたいメリット・デメリット
女の子らしさが育まれるメリット
バレエを通じて楽しみながら良い姿勢や指先まで神経のトド置いた優美な身のこなしができるようになります。モデルや女優など芸能人にバレエ経験者が多いのは、見られることに慣れ、立ち姿や振る舞いが美しくなるからといえるでしょう。
実際はハードな全身運動でもあり体幹が鍛えられます。バレエを続けていると、年をとっても体が衰えにくくなります。大人になっても一生涯の趣味として続けている人が多いのも人気を表わしています。
やる気やセンスに左右される費用対効果のデメリット
子どもがやってみたいと言って始めても、小さいうちはやる気や体調に波があって当然です。しかし、出費が大きいスクールでは、親の期待が大きくなり、お休みなどにはつい厳しくしてしまいがちです。子どものモチベーション落ちているときでも、出費に対してゆとりを持って無理なく続けられる範囲でのスクール選びは重要です。
また、子どものやる気があっても、技術によっては良い役がもらえない可能性もあります。費用が高いスクールに通っても、もしかして向いてなかった、ということも想定しておいた方が良いかもしれません。
まとめ
バレエは女の子に人気の習い事です。華やかなイメージですが、地道な練習を継続する子どものやる気と、費用面での親のサポートがバレエには欠かせません。バレエは続ける中で姿勢も良くなり、柔軟性も高まります。大人になって美しい立ち姿を見せられるように、長く続けられる環境を与えてあげられるといいですね。