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シングルマザーにオススメの仕事10選

シングルマザーが仕事を選ぶ際の重要ポイント

シングルマザーは、仕事と子育ての両立に関する悩みを抱えることも多いですよね。「今の仕事は残業が多いので転職を考えているけど、どんな仕事が良いのか分からない」「子どもとの時間を大切にできる働き方はないかな」「将来を考えて収入アップを目指したい」などと考えている人もいるのではないでしょうか。

令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果 によると、母子世帯になったことをきっかけに転職した人は45.5%います。環境が変わり、以前と同じ働き方・生活スタイルで家庭と仕事を両立することは難しい場合が多いようです。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • シングルマザーが仕事を選ぶ際のポイント
  • 正社員とパート、どっちが良い?
  • シングルマザーにおすすめの仕事10選

ぜひ最後までお読みいただき、今後の働き方の参考にしてください。

シングルマザーが仕事を選ぶ際の重要ポイント

シングルマザーは仕事だけでなく、子育てや家事のタスクも多く抱えています。仕事を選ぶ際に重要なポイントを紹介します。

子どもへの理解と柔軟な勤務体制

まずは子育てへの理解がある職場を選びましょう。子どもの急な体調不良や、園・学校の行事でお休みをする可能性があると伝えておくと安心です。子育て中の人が多い、産休・育休の取得実績がある職場は理解を得やすいことが多いので、チェックしてみてください。

また、勤務する曜日や時間にも気を付けましょう。特に、1人で留守番が難しい乳幼児や小学校の子どもがいる場合は、子どもの保育時間内で働ける職場を選ぶ必要があります。日曜日・祝日、年末年始は開いていない施設が多いので、働けない曜日や期間があることも伝え、理解を得ることが大切です。

安定した収入

シングルマザーは、自分と子どもが生活するための収入を安定して得る必要があります。ただ、保育時間の都合や子どもの体調不良などで、思うように働けないこともありますよね。長時間働けない場合でも、生活に必要な最低限の収入を得られるのかどうかも、1つのポイントになります。近隣に住む家族がいれば協力してもらったり、ファミサポや病児保育の利用登録をしたりして、働く時間を減らさないように工夫することも良いでしょう。

※ファミサポ:子育て援助を受けたい人と提供したい人が会員となり、支援しあう組織
※病児保育:病気の子どもを保育士や看護師などのプロが一時的に預かり、お世話する子育て支援

資格や経験の活用

もし仕事につながる資格や経験を持っていれば、活かせる仕事を探すのがおすすめです。資格があれば採用試験で有利になったり、収入アップにつながったりします。資格はなくても勤務経験がある職種であれば、業務の流れやスキルが身についているので、未経験の仕事をするよりは心理的な負担が少ないでしょう。

在宅・リモートワークの可能性

在宅ワークやリモートワークができる仕事だと、休憩時間に家事をしたり、子どもが遊んでいるのを見守ったりしながら仕事を進められます。また、家で仕事をするので送迎時間が短縮され、時間の余裕も生まれるので、在宅でできる仕事を探すのもおすすめです。

正社員とパートどっちがいいの?

正社員とパートどっちがいいの?

令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果 によると、母子世帯の86.3%が就労しており、就労者のうち正規の職員・従業員は48.8%、パート・アルバイトは38.8%、自営業は5.0%となっていて、正規の職員・従業員として働く人が半数程度いることが分かります。しかし、周囲に子育ての協力者がいるのか、養育費をもらっているのかなど、家庭の状況によってどちらが良いのかは異なります。この章では、シングルマザーが正社員・パートとして働くメリットとデメリットを紹介します。

正社員のメリット・デメリット

1番のメリットは、収入が安定していることです。毎月一定の給料がもらえることに加え、ボーナスや退職金をもらえることが多いです。また、社会的信用を得られやすいので、ローンを組んだり、クレジットカードなどの審査が通りやすくなったりします。

また、正社員は原則社会保険に加入ができ、事業者とともに保険料を折半して負担できます。国民健康保険は全額自己負担で保険料を支払う必要があるので、金銭的な負担が少ないことがメリットです。

デメリットは勤務時間・休みの融通がききにくいことです。近年は週休3日制を取り入れる企業も増えていますが、まだ週5日×1日8時間労働の企業が主流ですよね。有給休暇も付与されますが、子どもの用事や体調不良などですぐに使い切ってしまったというケースもよくあります。

また、時間外労働が増えやすい時期や、転勤を伴うことがある場合があります。

正社員という立場上、責任が重い仕事を担当したり、プレッシャーを感じて心理的に負担を感じたりすることもあるでしょう。

ただ、近年は働き方改革が進み、正社員で入社後すぐに時短勤務で働ける企業もあります。事前に求人票やホームページで調べたり、面接のときに聞いてみたりするのが良いでしょう。

パートのメリット・デメリット

パートのメリットは、勤務時間と休みの自由がきくことです。ある程度は勤務時間や休日の希望を伝えられるので、子どもの送迎に対応しやすく、家庭とのバランスを取りやすいです。また、周囲の協力を得られれば、ダブルワークをすることも可能です。

デメリットは収入が安定しないことです。収入は働いた時間によって変わるので、正社員のように月収として安定した金額を得ることはできません。ボーナスも支給されないことが多く、受け取れる場合でも少額であることがほとんどです。また、働き方によっては社会保険への加入ができないことがあります。

正社員登用を行う企業では、パートから正社員へ働き方を変えることも可能です。子どもが成長したタイミングで、キャリアアップのチャンスを狙うのも選択肢の1つです。

未経験・資格なしでも始めやすいおすすめの仕事

未経験・資格なしでも始めやすいおすすめの仕事

シングルマザーが未経験や資格がなくても始めやすい、おすすめの仕事を紹介します。

事務職

書類作成、データ入力、電話対応など、さまざまな業務を担当します。時間管理がしやすく残業が少なめなので、仕事と家庭の両立がしやすいですよ。WordやExcelなどの基礎的なPCスキルがあれば業務にあたれるので、特別な資格がなくても始めやすい仕事といえるでしょう。事務職は人気があるので競争率は高いですが「未経験OK」の求人もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。

医療事務

医療事務は病院やクリニックなどの医療施設の事務を担当する仕事で、カルテの作成や会計業務、診療報酬明細書の作成などを行います。大きい病院には託児所がある場合もあります。一般事務と同じく、資格なし・未経験でも採用される確率が高いですが、正社員を目指すなら資格を取得するのがおすすめです。在宅で受験できる資格もあるので、子育てしながらでも資格取得を目指しやすいですよ。

残業が少なめで定時に帰りやすく、医療機関の外来はお盆や年末年始は休診ということも多いので、子どもの長期休み期間に一緒にお休みをとりやすい仕事です。

コールセンター

電話対応の仕事で、顧客からの電話に対応するインバウンドと、電話を発信して商品紹介などを行うアウトバウンドの2つの種類があります。また、会話しながらPCへ入力作業を伴うこともあります。クレーム対応など大変な仕事もありますが、基本的に座って対応するので身体的な疲労は少なめです。シフト制が多いので休日や勤務時間などに対応しやすく、残業が発生しにくいこともポイントです。1日3時間など短時間から働くことができ、他の仕事に比べて時給が高かったり、業務成績によってはインセンティブがついたりすることもあります。現在は在宅のコールスタッフ求人も多く、在宅の場合は通勤時間の短縮や、休憩時間に家事したりできることも魅力ですね。

家事代行

家事をする時間がない人や、体力的に難しい人の自宅へ訪問し、掃除や洗濯などの家事を行う仕事です。シングルマザーが日常的に行っている家事スキルを活かせます。特別な資格は不要で、入社時に研修を受けられるので未経験でも安心です。シフト制で勤務日や時間の調整がしやすく、託児所がある企業もあるので子育て中でも働きやすいですよ。

調理補助

飲食店や施設などで、調理師の指示に従って食材の下処理や盛り付け、調理器具の洗浄などをする仕事です。学校給食センターや、保育園・幼稚園への配食を行う業者の場合は、基本的に土日は休み、長期休暇中の仕事が発生することもありますが、仕事量が少ないことが多いので、子育て中は働きやすいですよ。日頃から行っている料理のスキルも活かせます。

資格を活かせる・取得で有利になるおすすめの仕事

ここからは、資格を活かしたり、資格取得で有利になったりするおすすめの仕事を紹介します。資格取得を目指す場合は、自立支援教育訓練給付金や高等職業訓練促進給付金などの金銭的な援助を受けられる場合があります。

看護師・准看護師

正社員・パート・アルバイト含め、様々な働き方が可能です。大きい病院は夜勤があることもありますが、日勤のみの働き方ができたり24時間対応の託児所を併設していたりする病院もあります。

看護師資格は学校に3~4年間通って看護師国家試験に合格、准看護師は養成所で2年勉強したのちに各都道府県知事が行う准看護師試験に合格すると資格を取得できます。看護師は自分の判断で行動できる範囲が広いですが、准看護師は医師や看護師の指示で動くことが基本です。

また、看護助手という職種であれば、資格はなくても現場で働けます。看護助手は主に患者の身の回りの世話や、看護師のサポートをする仕事です。「資格はないけど看護現場で働いてみたい」という人は、看護助手として働いてみてから資格取得を目指すのも良いかもしれません。

介護職・介護福祉士

無資格でも介護の仕事に就けますが、介護福祉士の資格があると収入がアップします。現在、日本は超高齢社会に突入しており、今後もますます需要は高まります。子どもが小さいうちは日勤の仕事を選べたり、託児所を利用したりできる職場もあります。社宅完備の職場もあり、家賃を抑えて貯金にも充てられますね。

給料も増加傾向なので、人と関わることが好きな人や、高齢者に丁寧な対応ができる人にはおすすめの仕事です。

保育士・保育補助

保育の仕事は、子育ての経験が活かせます。よく少子化問題が話題になりますが、共働き家庭が増えていることや保育ニーズの多様化、保育士の配置基準の見直しなどにより、今後も一定の需要があると予測されます。
保育士資格を取得していない場合でも、保育補助として現場で働くことが可能です。子どもを預かる施設のため、子どもの急な体調不良などにも理解があり、勤務時間や休日の理解も得られやすいのでおすすめです。

保育士資格は学校に通うだけでなく、通信制の大学で勉強したり、国家試験に合格したりすることで資格が取得できます。

ITエンジニア

IT業界はリモートワークやフレックスタイム制を導入している企業が多く、在宅勤務ができる仕事が多いです。会社員として働くほかにフリーランスの道もあるので、自分のペースで仕事をしたり、収入アップを目指したりすることもできますよ。

エンジニアになるためには高度なITスキルが必要ですが、スキルを身に着ければ、様々なキャリアの選択肢があります。

栄養士

病院・保育施設・介護福祉施設・学校給食センターなどで調理や献立の検討、栄養指導をする仕事です。仕事で日頃の料理のスキルを活かすことができ、資格取得すると自宅でも栄養バランスを考えた献立を考えられますね。保育施設や学校給食センターであれば、子どもの休園日・休校日に合わせて仕事がしやすいので、子育て中でも働きやすいといえます。

上記で紹介した職種の一部は、資格取得を目指すときに自立支援教育訓練給付金高等職業訓練促進給付金などの金銭的な援助を受けられる場合があります。

最新の情報はこども家庭庁ホームページをご覧ください。

まとめ

子育てや家事のスキルを活かせる仕事はたくさんあります。休日も仕事のある日も子どもに合わせながら、生活するための最低限の収入を得られるように気を付けましょう。やりがいや楽しさを感じられる、自分に合った仕事を探してみてくださいね。

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