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集中力をつける習い事8選!子どもの可能性を広げるおすすめの習い事

子どもの集中力について

「うちの子、集中力がないのかな…。」と感じることはありませんか?

じっと座っていられなかったり、話を最後まで聞けなかったりといった、子どもの集中力のなさに悩むパパ・ママは少なくありません。実は、集中力は生まれつきのものではなく、育てていける力なんです。集中力を育てるためには、日常生活や遊びの中だけでなく、習い事を活用するのもおすすめです。

今回は、子どもの集中力を高める習い事を8つご紹介します。習い事選びのポイントと継続のコツも紹介しますので、子どもにぴったりの習い事を見つけるヒントになれば幸いです。

子どもの集中力について

子どもにとって、集中することは大人が思っているより難しいものです。ここでは、子どもに集中力がない理由や集中力がない子どもの特徴、高める環境と生活習慣について解説していきます。

子どもは集中力がない?

子どもの集中力が続かないのは自然なことです。幼児期の場合、ひとつの物事に集中できる時間は、およそ年齢×1分と言われています。つまり、5歳児であれば約5分程度が限界ということです。そのため、「うちの子、集中力がない」と決めつける必要はありません。大切なのは、短い時間でもしっかりと集中できているかどうかです。

集中力がない子どもの特徴

集中力が続かない子どもには、以下のような共通した特徴があります。

・じっと座っていられず、すぐに立ち歩いてしまう

・一つの遊びや課題に長く取り組めない

・気が散りやすく、周りの音や動きに反応しやすい

・話を最後まで聞けず、途中で口をはさんでしまう

・忘れ物やケアレスミスが多く、注意力が続かない

・感情のコントロールが苦手で、すぐに気分が変わる

もちろん個性もあるので一概には言えませんが、これらの特徴を知っておくことで、早めに適切なサポートができますよ。

集中力を高める環境と生活習慣

子どもの集中力を高めるためには、日々の環境づくりや生活習慣が大切です。十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事、適度な運動などが集中力に関わってきます。集中力を高めるのに適切な環境と生活習慣は、以下を参考にしてください。

・テレビやスマホの音が届かない静かな学習スペースを用意する

・机の上は必要なものだけにして、視界の情報を減らす

・決まった時間に宿題や作業をするルーティンをつくる

・毎日決まった時間に寝て、十分な睡眠をとる

・朝ごはんをしっかり食べて、エネルギー不足を防ぐ

・外遊びや運動で身体を動かす

こうした基本的な生活リズムを整えることで、集中力が養われていきます。家庭でできる小さな工夫を積み重ねて、集中力を引き出す土台をつくりましょう。

集中力を高める習い事8選

子どもの集中力を育てる有効な手段の一つが習い事です。ここでは、集中力アップに効果的とされる習い事を8つご紹介します。

ピアノ

ピアノは、「目で譜面を追う」「指で鍵盤を動かす」「耳で音を聞く」という複数の感覚を同時に使うことで、集中力が鍛えられる習い事の一つです。

また、ピアノには段階的な目標設定(例:1曲を弾けるようになる、発表会に出るなど)があるため、目標に向かって努力を続ける忍耐力も育まれます。発表会などの舞台での緊張感は、本番に集中する力を高める絶好の機会になります。

ピアノは、細かい作業が好きな子や、達成感を感じるとやる気が出るタイプの子におすすめの習い事です。

そろばん

そろばんは、集中力と計算力の両方を鍛えられる知育系の習い事です。数字やパズルが好きな子、コツコツと積み重ねるのが得意なタイプの子におすすめです。

集中して一気に問題を解くトレーニングは短時間に最大限の力を出す練習となり、注意をそらさずに取り組む力を育てます。さらに、そろばんの珠を正確に動かす手元の操作にも意識を向ける必要があるため、指先のコントロール力の向上も期待できます。

そろばん上級者になってくると、頭の中でイメージして計算する暗算を行うようになります。暗算は、目に見えないものに集中する力を必要とするため、イメージ力や記憶力の発達にも大きく貢献します。

書道

書道は、筆の動きや墨の濃淡、文字の形など、細部に集中して取り組むことが求められる習い事です。呼吸を整え、心を落ち着けてから一画一画を丁寧に書く姿勢が自然と身についていきます。集中力に加えて、忍耐力や内面的な落ち着きも育まれるのが大きな特徴です。

また、書道は見た目にも成長が分かりやすいため、目に見える達成感を得やすい習い事です。書いた作品をみて自分の成長を振り返ることができ、モチベーションの維持につながります。さらに、姿勢や礼儀も重視されるため、全体的な所作が美しくなる効果もあります。静かな時間が好きな子、細かい作業に集中するのが得意な子におすすめの習い事です。

スイミング

スイミングは基礎体力を養えるうえに、集中力も身につけられる習い事です。水中では耳に届く音が制限されるため、自分の動作に意識を向けやすくなります。泳ぐときのフォームやタイミングに集中することで、動作に集中する力が養われていくのです。

また、スイミングは個人競技でありながらグループでレッスンを受けることもあり、集中力とともに協調性も育ちますよ。

プログラミング

プログラミングは、考えて試して修正するというトライ&エラーに取り組むことにより、集中力が身につく習い事です。また、正解が一つではないため、試行錯誤をしながら自分なりの答えを探す粘り強さも育まれます。

近年は、小学生向けのビジュアルプログラミング(ブロックを組み立てて操作するスタイル)が主流で、ゲーム感覚で楽しく学べる教室が増えています。パソコンやタブレットの操作に慣れることで情報を扱う力や順序立てて考える力も養われますよ。工作やパズルが好きな子、自分のペースで物事に取り組みたい子におすすめです。

武道(空手・柔道など)

空手や柔道などの武道は、型や技を覚えるために何度も繰り返して練習する必要があります。トライ&エラーを繰り返すことで集中力が高まります。

また、身体の動きだけでなく、心の鍛錬にも重きを置く習い事です。先生や相手に対して礼儀を尽くす姿勢を学ぶなかで、他者への敬意の気持ちや感情をコントロールする力が育ちます。気持ちの浮き沈みが激しい子にとって、良い刺激となるでしょう。体力があり動くのが好きな子や、自己コントロール力をつけたい子におすすめです。

ダンス

ダンスは、音楽に合わせてリズムよく身体を動かすことで、表現力と同時に集中力を高められる習い事です。曲の流れを覚える記憶力や、身体を正確に動かす力も同時に鍛えられます。

また、発表会や舞台で披露することを目標に練習を続けることで、やりきる力や自信が身につきます。表現することが苦手な子でも、音楽に合わせて動くことで気持ちを発散しやすく、内向的な性格の改善につながることがあります。

英会話

英会話は、相手の言葉に集中して耳を傾け、自分の言いたいことを英語で表現するインプットとアウトプットの連続で成り立っています。特に、ネイティブ講師との会話では聞き逃さない集中力が必要になるため、自然と耳を澄ませる習慣がつきます。

幼児期の英会話教室ではゲームや絵本が取り入れらることが多く、楽しみながら学べます。英語力だけでなく、人の話を聞く姿勢や、伝える力も養われる点が魅力です。言葉に興味がある子、人とのやりとりが好きな子におすすめです。

習い事選びのポイントと継続のコツ

習い事を選ぶ際には、どれが一番効果があるかという視点だけでなく、子どもの性格や家庭環境との相性も大切にしたいところです。ここでは、習い事を選ぶ際のポイントと、続けるためのコツをお伝えします。

子どもの興味関心に合わせる

習い事選びでいちばん大切なのは、子ども自身が「やってみたい」「楽しそう」と思えるかどうかです。いくら集中力を高めるのに効果的な習い事でも、本人が興味を持っていなければ身につきにくくなります。

じっと座っているのが苦手な子に、座学中心のそろばんを勧めるとストレスを感じるかもしれません。一方、身体を動かすのが得意な子には、スイミングやダンスなどの運動系の習い事が向いているでしょう。

また、好きなアニメやゲームをきっかけに、英語やプログラミングを習いたいと言い出す場合もあります。流行りやブームも習い事を始めるきっかけになるため、普段の会話の中からヒントを探ってみてください。

親が習わせたいものを選ぶのではなく、子どもの関心に耳を傾けることが、結果的に集中力や継続力を引き出す近道になりますよ。

体験レッスンで相性を確認する

体験レッスンや見学に参加して、子どもと習い事の相性を確認しましょう。いくらカリキュラムが良くても、先生の雰囲気や教室の空気感が合わないと、子どもは緊張したり委縮してしまうことがあります。

体験レッスンを受ける際には、以下のような点に注目してみましょう

・子どもが楽しそうに取り組んでいるか

・教室の雰囲気が落ち着いているか

・先生が子どもの気持ちに寄り添ってくれているか

・レッスン後に子どもが「また行きたい」と言っているか

一度きりの体験で判断がつきにくい場合は、数回参加できる体験コースを用意している教室を探すのもおすすめです。

また、親の目線だけでなく、子どものちょっとした表情や言動にも注目して、無理がないかを見極めましょう。

無理なく続けられる環境づくり

習い事を継続できるかどうかは、日常のスケジュールとの相性が大きく関係します。送り迎えが大変だったり、帰りが遅くなって疲れてしまったりすると、途中で断念せざるを得ないこともあるからです。

まずは、以下の点をチェックしてみてください

・教室までの距離やアクセスに無理がないか

・習い事の時間帯は生活リズムに合っているか

・学校行事や兄弟の予定とバッティングしないか

また、週に何回通うかも重要なポイントです。最初から週2回以上などハードなスケジュールにすると、子どもも親も疲れてしまいます。習い始めは週に1回、30分〜1時間程度にするなど、ゆるやかにスタートするのがおすすめです。

親ができるサポートとは

習い事を続けるためには、子ども本人のやる気はもちろん大切ですが、親のサポートも欠かせません。サポートといっても特別なことをする必要はなく、日々の関わり方を少し意識するだけです。レッスンの内容や様子を聞いてあげたり、小さな変化や成長を見つけて声をかけてあげたりしましょう。

また、「今日は最後まで集中できたね」「前より上手になってきたね」など、具体的な褒め言葉をかけると、子どもは自信をつけていきます。

子どもが習い事に行きたくないと言った時には「どうして?やめたいの?」と詰めるのではなく、「今日は疲れてるかな?」「何かあった?」と気持ちに寄り添う姿勢が大切です。親が応援団として一緒に並走してくれると、子どもは安心して挑戦を続けられるようになります。

まとめ

子どもの集中力は、習い事を通して楽しく育むことができます。ただし、習い事を始めるときには子ども自身の興味や性格に合っているか、無理なく続けられるかを見極めることが大切です。今回ご紹介した、習い事選びのポイントと継続のコツをぜひ参考にしてください。

集中力はすぐに育つものではありませんが、少しずつ積み重ねることで、子ども自身の可能性を広げる力になります。親子で楽しみながら、長い目で見守っていきましょう。

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