最近人気の子どもの習い事、キッズダンスで身につく効果とは
最近、子どもの習い事として選ばれることの多くなった「キッズダンス」。キッズダンスにはストリート系や民族舞踊など様々なジャンルがあります。カッコいい振付や、可愛いダンススタイルなど大人顔負けの技を身につけ、タレントのように堂々と踊れる子も増えています。
幼いうちにダンスを学ぶことで身につく良い効果とはなにか、またメリットやデメリットはなにか、こちらに紹介します。
子どもがダンスで身に付けられる3つのポイント
全身運動でリズム感が良くなる
キッズダンスは、音楽に合わせた動きを使ってダンスのステップや基礎を取り入れ、リズム感を養います。将来的に複雑な踊りにつながる基礎的な動きを、体が柔軟な小さい時期に体に覚えさせてくれます。まら、ストレッチや筋トレといった体作りも行うので、体幹が鍛えられるのもキッズダンスの魅力です。
協調性や社会性が育まれる
キッズダンスは集団で踊りを合わせるため、協調性が育まれます。チームとして一つの作品を作り上げるため、踊りの中でクラスメイトとの一体感を感じられます。
ダンスの先生には礼儀作法やけじめに厳しいタイプもいます。メリハリをつけて楽しくダンスをするレッスンを通して社会性も身につきます。
舞台を通じて表現力がつく
キッズダンスをしている子は舞台に出る機会が多く、見られることに慣れていきます。幼いころからどんな場面でも恥ずかしがらずに、自分を表現する力が身につきます。
発表会を通じで、人前で発言したり、表現したりすることにも抵抗がなくなり、その後の学校生活でも安心して前に出られるようになります。
可愛い・かっこいい☆キッズダンスの種類は様々
ヒップホップダンス
体のアップとダウンでリズムを取り、ランニングマンというその場で駆け足をするような動きがヒップホップダンスの基本の動きになります。
全身を使って大きな動きを表現するため、筋力や体力もしっかりつきます。クラスメイトと合わせてカッコよく踊ることで自信と協調性が培われます。おしゃれなダンスキッズ向けのファッション誌もあり、男女ともにファッションセンスが磨かれます。
【必要なアイテム】
・滑りにくい室内シューズ
・動きやすい服
ジャズダンス
バレエの要素にヒップホップを取り入れ、より自由な動きを組み合わせたダンスです。キッズでは柔軟体操と合わせてバレエの要素も練習するところが多く、レッスンを通して姿勢もきれいになります。
知っている曲に合わせて自由に踊るので、子どもにとってクラシックバレエより馴染みやすくなります。ジャズダンスの発表会ではアイドルグループのような衣装で踊ることもあり、女の子が多いのも特徴です。
【必要なアイテム】
・ダンスシューズorバレエシューズ
・レオタード
・ジャズパンツ
※スタジオによっては動きやすい服でOK
タップダンス
足でリズムを刻みながら音楽に合わせて踊るタップダンスは、リズム感を身につけるには最適です。アメリカでは幼児から始めるのが一般的で、世界基準の習い事を目指すにはぴったりでしょう。
激しい運動なので元気な男子も満足できるキッズダンスです。靴音の出し方によっても違ってくるタップダンスでは、パーカッションを同時に学んでいるといえ、耳も鍛えることができます。
必要なアイテム
・タップシューズ(レンタル可能な教室もあり)
・動きやすい服
フラダンスなど民族舞踊
フラダンスやフラメンコなど、あまり接しない外国の伝統的なダンスを習う子どもたちもいます。親の趣味を一緒に楽しむスタイルも多く、キッズダンスとママのダンスで共通の話題になっている家庭も見られます。
その他にも専門的な小さなスクールで特色のある民族舞踊を習うこともできるでしょう。外国文化に幼いうちから楽しんで触れることで将来的にグローバルな視野を育てることにつながります。
必要なアイテム
・それぞれの民族衣装など(レンタルが主)
費用は?年齢は?ダンススクールの選び方
未就学児向けスクールの特徴
多くのダンススクールが3~4歳を目安に未就学児を受け入れています。身体が未発達な未就学児の段階ではハードな筋力トレーニングはせず、まずは音楽に親しむことから始めます。あわせてマナー面でも協調性を持って周囲と歩調を合わせることを学びます。発表会も未就学児の部門では温かく見守るような雰囲気があるでしょう。
小学生向けスクールの特徴
小学生クラスでは基本が身についている子とそうでない子で対応が分かれます。経験者と未経験者ではクラスが違ったり、同じクラスでも振付のパートが違ったりします。低学年と高学年でもクラスが分かれ体の発達に合わせた振付やダンスの曲が選ばれます。
レッスンで技術を高め合い、ライバルやスクール中のスターも生まれます。発表会での立ち位置も気になり始める時期です。
気になる費用は平均いくら?
子どもがやってみたいと乗り気になっても、親なら気になるのが費用です。ダンススクールによって幅はありますが、1レッスン当たり1000円以上3000円未満が相場になります。月に5回なら5000円から15000円です。
熱心なスクールでは週に2度のレッスンや発表会前の特訓も別料金だったりします。キッズダンスは発表会の分も計算しておく必要があるでしょう。一回5000円から数万円と大きな出費になるケースもあります。
発表会用の衣装も必要ですし、普段のレッスン着やシューズも成長に合わせて数が必要です。発表会が年に一度だった場合で年間10万円以上はかかる計算でいると良いかもしれません。
ダンススクールを選ぶポイント
キッズダンスのスクールを選ぶ際は、二つ以上を見比べることが肝心です。費用やクラス編成も気になりますが、子どもとスクールの雰囲気の相性や、通わせている他の親と自分の相性もとても大切です。
長期的に続けた方が子どももダンスが上達しますし、先生との信頼関係やクラスメイトとの仲間意識が深まります。人や場の相性は実際に行ってみないとわからないものです。口コミを集めておくのも一つの手段ですが、やはり自分の目で子どもの反応などを見極めましょう。
子どもがダンスを習うメリット・デメリット
学校でも活かせる人気のダンス
中学校では体育の必修科目としてダンスが取り入れられています。専門的なものではありませんが、小さいうちからダンスに親しんでいれば緊張せずに取り組めるでしょう。またキッズダンスでは発表会や練習風景を見ることで子どもの成長を感じられます。衣装作りや当日の送迎などが大変になりますが、親子で参加する意識が高く絆が深まる習い事というのはダンスを習わせるメリットになります。
デメリットや親の心配事
費用の面ではサポートできても、どうしてもダンスが不向きな子もいるでしょう。もうやめてほしいなと親が思っても、子どもはなかなかやめたくないというケースもキッズダンスに多くなります。一度始めたら、長い目で見守ることも大切かもしれません。
また、ファッション性が高くおしゃれになるのは良いのですが周囲の目を引くことは何かと心配事も生みます。学校でもダンスの時のようなファッションで浮いてしまわないよう親子で気をつけましょう。
まとめ
リズム感や表現力に加え、協調性も身につくキッズダンスは人気の習い事。子どもと一緒にスクール選びをするのは親にとっても楽しいことです。
年間にかかる費用や発表会についてもきちんとリサーチすることがおすすめ。長く続けてダンスの良いところをたくさん身につけさせてあげたいですね。