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保育園の選び方 失敗しない8つのポイント

1:保育園の場所

「どこの保育園にしよう…」と悩むのは、すべてのママ・パパにとって共通の悩みですよね。仕事復帰のタイミングや子どもの性格に合わせて、ぴったりの園を選びたいけど、どこを重視すればいいのか分からない…そんな方のために、親目線で、実際に確認してよかったこと・後から気づいて後悔したことも踏まえてご紹介します!

「うちの子にぴったりの保育園って、どうやって見つけたらいいんだろう?」と、初めての保育園選びに、期待とともに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。大切な子どもを預ける場所だからこそ、後悔しない選び方をしたいものですよね。

今回は、保育園選びで失敗しないためのポイントを8つにまとめました。場所や時間、費用といった基本的なことから、保育方針や先生の雰囲気といった部分まで、失敗しないための チェックポイントをお伝えします。この記事を読んで、子どもにぴったりの保育園を見つけていきましょう。

1:保育園の場所

保育園の場所は、日々の送迎の利便性に大きく関わる要素です。ご家庭の状況に合わせて、無理なく通える場所にあるかどうかを確認しましょう。

自宅・勤務地からの距離

保育園は「通いやすさ」がとても大切です。自宅から近いか、勤務先に近いかで選ぶ方が多いですが、家庭の生活スタイルによってベストな選択は変わります。送り迎えをパパとママで分担する場合、両方のルートに無理がない場所だと安心ですよ。パパとママのどちらか一方に負担がかかりすぎないよう、送り迎えのバランスも考えましょう。

送迎手段と時間

徒歩、自転車、車など、どんな手段で通うのかも事前に想定しておきましょう。特に、雨の日や冬の寒い朝などは、車で送迎できる場所だと安心です。園に駐車場があるか、ベビーカー置き場があるかなどもチェックしておきましょう。

2:保育時間と延長保育

保育時間は働き方やライフスタイルに影響するポイントです。 延長保育や休日保育の有無も確認し、 ご家庭に合った保育園を見つけることが大切です。

通常保育時間

まず確認しておきたいのが、通常の保育時間です。一般的には8:00〜18:00頃が多いですが、園によって前後します。勤務時間や通勤状況と照らし合わせて、無理なく送迎できる時間帯かをチェックしましょう。また、朝の受け入れ時間が何時から何時まで可能か、夕方は何時までにお迎えが必要かなど、細かな時間も見ておくと安心です。

延長保育の有無と時間

フルタイム勤務や残業がある場合、延長保育の有無は重要なポイントです。実施しているかどうかだけでなく、以下の項目を確認しておきましょう。

・何時まで利用できるのか

・利用する際に事前予約が必要か

・延長料金はいくらか

延長保育に柔軟に対応してくれる園かどうかも、働く親にとっては大きな安心材料になりますよ。

休日保育の有無

一部の園では、土曜日や祝日に保育を行っています。医療やサービス業など、土日に勤務のある場合には特に心強いサポートです。ただし、通常保育とは異なる対応になることが多いため、事前の申請方法や利用条件、保育内容についても詳しく聞いておきましょう。

3:施設の環境と安全性

3:施設の環境と安全性

子どもが安全かつ快適に過ごせる環境であることも、保育園選びにおいて重要なポイントです。以下の項目を事前に確認しましょう。

園舎の広さと清潔さ

子どもが毎日過ごす場所だからこそ、園舎の広さや清潔さはとても大切なポイントです。窓が多くて明るいか、空気の入れ替えがしっかりされているか、トイレや手洗い場の衛生状態はどうかなど、細かくチェックしましょう。掃除が行き届いているかを見ると、職員の管理意識も見えてきますよ。

遊具や設備

子どもたちが安全に体を動かせる遊具や、雨の日でも室内で遊べるスペースがあるかなどの設備も確認しておきましょう。年齢に応じた遊具があるか、古くなって危険な状態ではないかも確認すべきポイントです。また、絵本コーナーや制作スペースなど、子どもの創造力を伸ばす環境が整っているかも見ておきましょう。

安全対策・衛生管理

門の施錠や入退室の管理体制、防犯カメラの有無、スタッフの見守り体制など、外部からの侵入対策も見ておくと安心です。また、消毒の頻度や感染症対策の方針、体調不良時の対応ルールなどの衛生管理も確認しておきましょう。子どもが安心して過ごすためには、目に見える安全と、職員の意識両方が整っていることが大切です。

4:保育方針と内容の理解

保育方針や活動内容は、子どもが毎日どんな経験をし、どう育っていくかを大きく左右します。家庭の方針との「ズレ」を防ぐためにも、事前にしっかり理解しておきましょう。

園の理念と教育方針

保育園によって子どもとどのように関わっていくか、どんな子どもに育って欲しいかなどの理念が異なります。

例えば、のびのび自由保育を重視する園もあれば、しっかりとした生活リズムや学びの基礎づくりに力を入れる園もあります。どちらが良いか悪いかではなく、家庭の子育て方針と園の方向性が近いかどうかを確認することが大切です。理念は、ホームページやパンフレットに書かれていることが多いですが、見学時に直接先生に聞いてみると、より深く理解できますよ。

カリキュラムと活動内容

毎日どのような活動をして過ごしているのかもチェックしておきたいポイントです。保育園によっては、以下のようなカリキュラムが用意されています。

・朝の会、帰りの会で挨拶や歌を通じて社会性を育む

・季節の制作活動(折り紙・絵の具・工作など)

・外遊びやお散歩で体力づくりと自然とのふれあい

・誕生日会や季節のイベント(七夕・節分・お芋掘りなど)

・食育体験(野菜の皮むきや簡単なおやつづくり)

・リトミックや体操教室などの外部講師による活動

・簡単な文字や数の学び

子どもが興味を持ちやすい内容か、無理なく楽しんで参加できる内容かなど、我が子に合いそうかどうかを想像しながら確認してみましょう。

5:園の雰囲気と先生の質

保育園全体の雰囲気や働く先生の質は、子どもが安心して楽しく過ごせるかどうかに大きく影響するため、事前に確認しましょう。

先生同士・先生と子どもの雰囲気

子どもが安心して保育園に通うには、先生たちの雰囲気が大事です。見学する際には、先生同士の会話が丁寧か、子どもへの接し方に愛情や思いやりが感じられるかを観察しましょう。特に、子どもの名前を呼んで、目を見て話している先生が多い園は信頼関係が築けている証拠です。忙しそうでも、子どもに対する笑顔が自然に出ているかどうかもポイントになります。

園全体の雰囲気

子どもたちが楽しそうに過ごしているか、泣いている子への対応は適切かなども注目ポイントです。静かすぎる園も心配ですが、騒がしすぎるのも管理が行き届いていない可能性があります。また、子どもたちの表情がいきいきしている園は、日々の保育が充実している証です。さらに、先生の離職率も園の安定性に関わる要素の一つと言えます。長く働いている先生が多い園は、働きやすい環境が整っていて保育の質も高いことが多いです。

6:費用と補助金の確認

保育園にかかる費用は園によって異なります。保育料だけでなく、その他にかかる費用や、利用できる補助金制度についても事前に確認しておきましょう。

保育料

園の種類が認可か、認可外かによって、保育料は異なります。認可園では、世帯収入や自治体の基準に基づいて金額が決まり、第二子以降は半額や無償になることも多いです。

一方、認可外園では園ごとに料金が設定されているため、高額な場合は月額5〜10万円ほどかかります。また、兄弟姉妹がいる場合の割引制度があるかも確認しておくと安心ですよ。

その他費用

入園金や制服代、教材費、遠足などの行事費、給食費など、毎月の保育料以外にも費用が発生します。年間でどのくらいの費用がかかるのか、事前に確認しておきましょう。

思わぬ出費が後から重ならないよう、できるだけ細かく計算しておくのがおすすめです。

補助金制度

認可外園を利用する場合でも、保育の必要性が認められた場合、自治体によっては補助金が支給されることがあります。企業主導型保育園の場合も、認可園に近い金額で利用できる場合もあります。補助金申請には手続きや条件があるため、自治体の窓口に早めに確認するのがおすすめです。事前に多くの情報を集めることが、保育園選びの安心材料にもつながります。

7:食事の内容

7:食事の内容

毎日食べる給食は、子どもの健康を支える大切な基盤です。給食の有無や献立、アレルギー対応などについて、事前に確認しておきましょう。

給食の有無・献立

まずは、給食が提供されるかどうかを確認しましょう。園内で作る自園調理か、外部の業者による配達かによって、温かさや衛生管理、味付けも変わってきます。園内で調理している保育園は、温かいごはんが食べられ、アレルギー対応もしやすい点で安心です。

また、献立内容も事前にチェックできる園が多く、栄養バランスや食材の多様さ、和洋中のバランスなどを事前に確認できます。季節の野菜を取り入れていたり、おやつを手作りしていたりなど、園によって工夫の仕方も異なります。

見学の際には、給食のサンプルや写真を見せてもらえるとイメージしやすいですし、子どもが好きそうなメニューかどうかも確認できますよ。

アレルギー対応

子どもに食物アレルギーがある場合、保育園での対応が重要です。園によってはアレルギー除去食の提供が可能な場合や、代替食を用意してくれる場合もあります。一方で、完全対応が難しく、お弁当持参になるケースもあるため、必ず事前に確認しましょう。

アレルギー対応の園を選ぶ際は、次のような点もチェックしておくと安心です。

・医師の指示書が必要かどうか

・調理室や配膳時のアレルゲン混入防止対策があるか

・万が一の体調変化にどう対応してくれるか

・職員全体がアレルギーのリスクを理解しているか

アレルギー対応について不安に感じることがあれば、必ず事前に問い合わせましょう。

8:子どもとの相性

どれだけ良い条件がそろっていても、最終的には子どもに合っているかが何より大切です。子どもの気持ちを大切にしながら、安心して通える園を見つけるためのポイントを見ていきましょう。

子どもの気持ちを尊重する

保育園選びで意外と見落としがちなのが、子ども自身がどう感じるかという視点です。大人にとって条件が良くても、子どもが不安を感じたり、居心地が悪そうにしていたりする園は注意が必要です。子どもなりに、好き、安心、怖いなどの感情があります。見学後に「楽しかった?」「また行きたい?」と優しく聞いてみることで、子どもの気持ちをくみ取ってあげましょう。

体験入園を活用する

可能であれば、短時間でも体験入園をさせてもらえる園を選ぶと安心です。実際に子どもが先生と関わり、園でどんな反応をするのかを見ることで、相性を確かめられます。

また、初めての集団生活でどのような様子になるのか事前に分かると、親としても準備がしやすいですよね。最初は泣いてしまっても、先生の関わり方ひとつで落ち着くこともあります。体験を通して、ここなら大丈夫かもと思える園に出会えると、親子で安心してスタートが切れますよ。

保育園選びは必ず「見学」しよう!

パンフレットやネット上の情報だけでは、実際の雰囲気は伝わらないものです。実際に足を運んで見学することで、保育園の日常や細かな部分まで確認できます。見学時は、不安を解消し、子どもを預ける安心感を得られるよう、複数の視点で園内をチェックすることが重要です。

快く見学させてくれるかをチェック

見学を快く受け入れてくれる園は、それだけで安心材料になります。見学スケジュールの調整や、説明が丁寧かどうかも、園の誠実さが表れる部分です。

見学の際には、以下の点に気を付けましょう。

・園内案内の際のスタッフの雰囲気や笑顔

・保護者に対する説明が分かりやすく親身な対応か

・質問への回答が具体的で、疑問点をしっかり解消できるか

・見学予約の方法や時間調整に柔軟さがあるか

これらの点から、園の信頼度や運営の誠実さを確認しましょう。

子どもたちが活動している時間に見学する

実際の子どもたちの様子が分かる時間帯に見学を行うと、よりリアルな保育園の姿が確認できます。具体的には、以下の項目がポイントです。

・子どもたちが自由に遊び、元気に活動しているか

・先生が子どもたちとどのように接しているか

・教室や園庭の環境が整っており、安全性に問題がないか

・園内全体の活気や雰囲気から、子どもがリラックスしているか

上記のチェックポイントを参考に、複数の保育園を見学しましょう。実際に訪れることで、ここなら大丈夫と感じられる園を見つけられます。

まとめ

保育園を選ぶときは、立地や保育時間、費用だけに注目するのではなく、園の雰囲気や先生の関わり方、子どもが安心して過ごせるかどうかまで確認することが大切です。そのため、実際に見学し、気になる点を質問しながら自分の目で確かめましょう。

子どもも家族も毎日穏やかで楽しく通えるような保育園に出会うために、今回ご紹介した8つのポイントをぜひ参考にしてください。

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