「子どもに習い事をさせたいけれど、何がいいのかわからない」
「できるだけ成長につながるものを選びたい」

そんな悩みを抱えている保護者の方は多いのではないでしょうか？
習い事は、子どもの可能性を広げる貴重な機会ですが、選び方を間違えると「続かなかった」「負担が大きかった」と後悔してしまうこともあります。

今回は、実際に習わせた保護者から「やってよかった！」と評判の高い習い事を10種類紹介します。
それぞれのメリットや特徴を詳しく解説し、選び方のポイントや注意点、リアルな保護者の声も紹介するので、ぜひ参考にしてください！

子どもに習わせて良かった習い事10選

ここでは、実際に保護者が「習わせて良かった！」と感じた習い事を10種類紹介します。

子供の興味や将来の役立ち度を考えながら、ぴったりの習い事を見つけてください。

水泳（スイミング）

スイミングは、子どもの習い事の中でも特に人気の高いスポーツです。
水の中での全身運動は、基礎体力や持久力の向上につながるだけでなく、心肺機能も鍛えられることから、男女問わず習っている習い事です。

また、水に慣れることで「もしもの時」に溺れにくくなるため、安全面でも安心です。
最近の学校では、昔のように完全に泳げるようになるまで指導することはほとんどありません。
そのため、学校の授業で困らないように、習わせたいと考えている方もいるのでしょう。
さらに、スイミングは進級制度がしっかりしており、目標を持って取り組めるのも魅力の一つ。
水が苦手な子でも、少しずつ慣れながらレベルアップしていけるため、自信につながることも多いです。

英語・英会話

グローバル社会において、英会話を習うことは将来の大きな武器になります。
特に幼少期から英語に触れることで、発音や語彙を自然に身につけることができ、将来的に語学力の土台を作ることができるのです。
英会話を習うことで、リスニングやスピーキングの能力も高まり、外国の文化や考え方に触れる機会も増えます。
日本でも将来活躍できる人材を育てるために、2020年4月より小学校の英語教育が必修化されました。
しかしながら、学校の英語教育だけでは英語を身に着けることは難しく、英会話教室に通っている子どもが多くいます。
また、英検やTOEIC、TOEFLの資格を子どもの内から取得しておくことで、高校や大学受験、就職活動に役立つのもおすすめポイントです。

ピアノ

ピアノは、集中力や手先の器用さを養う素晴らしい習い事になります。
「ピアノ＝女の子の習い事」というイメージが強いかもしれませんが、今は男の子にも人気が高いです。
ピアノは楽譜を見ながら耳で音を聴き、両手を同時に使って弾くことで、脳に良い刺激となるとされています。
実際、東大生の約半数がピアノを習っていたという話もあります。
音楽に親しむことで、音感が磨かれるだけでなく、リズム感や表現力を育むことも可能です。
初めは難しく感じるかもしれませんが、根気よく続けることで自己肯定感が高まり、達成感を感じることができる点も大きな魅力です。

サッカー・野球

サッカーや野球は、チームスポーツならではの魅力を持つ習い事です。
仲間と協力することで、コミュニケーション能力や協調性が自然と身につきます。
試合では瞬時の判断力や集中力も求められ、身体だけでなく思考力の成長にもつながります。
また、定期的な練習や試合を通じて、体力や持久力が養われるのも大きなメリットです。
努力を重ねて上達する経験は、達成感を味わう機会にもなります。
勝つ喜びや負ける悔しさを知ることで、精神的にも大きく成長できるでしょう。
メリットが多数ある一方で、送迎や試合の付き添いが必要になることも多いため、親のサポートは大変かもしれません。

ダンス

ダンスは、2024年のパリオリンピックの種目としてブレイキン(ブレイクダンス)が採用されたこともあり、今注目を集めている習い事です。
リズム感や表現力を養うだけでなく、体力や柔軟性を高めることができます。
音楽に合わせて体を動かすことで、感情を表現する力も身につくのもメリットです。
ダンスを通じて、体を動かす楽しさや仲間との協力を学び、自己表現の方法を広げることができます。
ただし、ダンスは継続的な練習が求められるため、モチベーションを維持するために、楽しく学べる環境を整えることが大切です。

書道・習字

書道や習字は、集中力や忍耐力を養う素晴らしい習い事です。
最近では、パソコンやスマホの文字入力が多くなりましたが、今でも根強い人気があります。
美しい文字を書く技術を学ぶだけでなく、子どもが自分のペースで進んでいけるため、達成感を感じやすいのが特徴です。
筆を使うことで手先の器用さも鍛えられ、自然と集中力が高まります。
書道を通じて、子どもの感性や表現力も引き出すことができます。
字がきれいに書けることで人間性が良く見られたり、人に好印象を与えたりします。
大人になり社会に出てから、字がきれいだと役立つ場面も多いでしょう。

プログラミング

プログラミングは、論理的思考や問題解決能力を育む習い事として注目されています。
ゲームやアプリ、動画制作を通してプログラミングを学べます。
経済産業省によると、今後IT人材の需要はますます高まると言われており、現代において、早い段階からプログラミングを学ぶことは、将来に向けた大きなスキルとなるでしょう。
子どもが楽しみながら学べる教材やアプリが増えており、視覚的なフィードバックが即座に得られるため、モチベーションが保たれやすい点も魅力です。
また、プログラミングを通じて創造力も育まれ、子どもが自分のアイデアを形にする楽しさを体験できます。
自分で作れるようになると夢中で学んでくれるため、ゲームや動画が好きな子どもに特におすすめです。

そろばん

そろばんは、計算力を高めるだけでなく、集中力や記憶力を育む習い事です。
特に、暗算が得意になるため、数学的な基礎力が養われ、学校の算数や数学の学習に良い影響を与えます。
そろばんを使った計算は、指を使って行うため、脳を活性化させる効果があり、子どもの頭の回転が速くなるといわれています。
また、計算スピードがアップすることで、自己肯定感が高まり、自信がつく点もおすすめです。
習得には時間がかかりますが、根気よく続けることで、大きな成果を感じることができるでしょう。

武道（剣道、空手など）

武道は、精神的な成長を促すだけでなく、体力や礼儀作法を学ぶことができる習い事です。
特に、剣道や空手などは、集中力や自己制御、忍耐力を養うことができます。
武道では、相手に対する敬意や礼儀を大切にするため、社会性や協調性を育むのにも役立ちます。
精神面の成長が促される一方、体力も鍛えられるので、総合的にバランスの取れた成長をサポートできます。
しかし、体を使った激しい運動が多く、ケガのリスクが伴うので、安全に注意しながら進めることが大切です。
武道にはさまざまな種類があり、代表的なのは空手・剣道・柔道・合気道・少林寺拳法・レスリングなどです。
子どもの年齢や性格に合わせて選ぶと良いでしょう。

料理

料理は、創造力や計画力を養いながら、実生活に直結するスキルを学べる習い事です。
子どもが自分で食材を選んで調理する過程で、達成感や満足感を味わい、自信をつけることができます。
また、食材の選び方や栄養について学ぶことができ、健康への意識も高まります。
料理を通じて家庭での役割分担を学び、家族と一緒に楽しむ時間を作ることができるのも魅力です。ただし、火や包丁を使うことがあるため、安全面での指導やサポートが欠かせません。

習い事を選ぶ際のポイント

習い事を選ぶ際、子どもの成長や興味に合ったものを選ぶことが大切です。
しかし、選択肢が多いため、何を基準に選べばよいのか迷うこともあるでしょう。
ここでは、失敗しないためのポイントをご紹介します。

子どもの興味関心に合わせて選ぶ

まず重要なのは、子どもの興味や関心に合わせて習い事を選ぶことです。
興味がないと続けるのが難しく、学びの効果も薄れてしまいます。
子どもが楽しく取り組めるものを選ぶことで、モチベーションを維持しやすく、長期的に見ても効果的です。
例えば、スポーツが好きな子どもには武道やサッカー、創造的な活動が好きな子どもには絵画や音楽など、それぞれの個性を尊重した選択が大切です。

将来の役に立つスキルが身につくか

習い事は、ただ楽しむだけでなく、将来的に役立つスキルを身につけることができるものを選びたいものです。
例えば、プログラミングや英会話、料理などは、今後の社会で役立つスキルとなります。
どんな習い事が将来的に役立つかを考えながら選ぶと、子どもの将来に対する準備としても有意義になります。しかし、必ずしも将来を見据える必要はなく、現在の興味や楽しさを優先するのも良いでしょう。

通いやすさや費用も考慮する

習い事を長期間続けるためには、通いやすさや費用面も重要なポイントです。
自宅から遠くない場所で、交通費や時間がかからないことは、親にも負担が少なく、継続しやすくなります。
また、月謝や教材費などの費用が家庭の予算に合っているかも確認しておくべきです。
習い事にかかる費用は意外に高くなることがあるので、長期的に続けることを考えた上で、無理なく支払える範囲のものを選ぶことが求められます。

保護者の声

子どもの習い事を通じて、保護者の皆様からは以下のような声が寄せられています。

子どもの成長を感じられたエピソード

ある保護者の方は、書道を始めたお子さんが、集中力や忍耐力が向上したと実感しているとのことです。
最初は筆を持つのも苦労していましたが、練習を続けるうちに自分から進んで練習し、完成した作品を嬉しそうに見せてくれるようになったそうです。
さらに、学校の宿題にも前向きに取り組む姿勢に変わったと話されています。

親子の時間が増えた

別の保護者の方は、子どもと一緒に料理を作る時間が増えたことを喜んでいました。
忙しい日常の中で一緒に料理をする機会は少なかったが、料理教室に通い始めたことで、毎週一緒に食事を作る時間ができ、自然に会話も増えて親子の絆が深まったとのことです。

子育ての悩みが解消された

また、別の保護者の方は、武道を通じてお子さんが自己管理や礼儀を意識するようになったと感じています。
エネルギーをうまく発散できるようになり、家での態度にも変化が現れ、子育てにおける悩みが解消されたと話していました。

失敗しないための注意点

子どもの習い事を選ぶ際、以下の注意点を心掛けることで、より良い経験となるでしょう。

子どもの負担にならないように

子どもが習い事を楽しめるよう、無理なく続けられるペースで選ぶことが大切です。
過度なスケジュールやプレッシャーは、逆効果となる可能性があります。
親がどれだけやらせたくとも、子ども自身がやりたくなければ意味がありません。
そのため、親の願望だけで決めつけて習い事を選ぶことのないようにしましょう。

無理のない範囲で

家庭の状況や子どもの体調を考慮し、無理なく通える範囲で習い事を選ぶことが重要です。
子どもに習い事をさせるということは、当然のことながら費用がかかってきます。
習い事にかかる費用とは、月謝だけでなくユニフォームや道具代などさまざまあります。
家計に合わせて、無理なく続けられる習い事の数や内容を選ぶようにしましょう。

続けることの大切さ

習い事は継続することで、スキルや自信が育まれます。最初はうまくいかなくても、少しずつ進歩していく過程が大切です。
始めたからには、一定期間続けることを考え、一緒に目標を設定すると楽しみながら続けられるでしょう。

まとめ

子どもの習い事を選ぶ際は、子どもの興味や関心を最優先に考え、将来に役立つスキルが身につくかもポイントです。
また、無理なく続けられるよう、通いやすさや費用も考慮しましょう。
習い事は上手に活用することで、子どもの成長や自信を育み、親子のコミュニケーションの場を増やすことができます。
無理なく続けられる範囲で選び、楽しみながら成長できる環境を整えてあげましょう。