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eスポーツを習い事に!メリット・デメリットから選び方を徹底解説

eスポーツを習い事に!メリット・デメリットから選び方を徹底解説

「eスポーツ教室ってどんなことをするの?」

「eスポーツを習い事にするメリット・デメリットが知りたい!」

子どもに習い事をさせる際、eスポーツを検討しているご家庭が増えています。

しかし、どんなことをするのか、子どもにどんな影響を与えるのかがわからずに二の足を踏んでしまうことが多いようです。

eスポーツでは、状況判断や問題解決を論理的に考える能力を身につけられるため、子どもの習い事に非常におすすめです。

こちらの記事では、eスポーツとはどんなものか、メリット・デメリットを含めて詳しく解説します!

eスポーツとは?子供に人気のゲームタイトルも紹介

近年、テレビでも話題となっているeスポーツですが、「ただのテレビゲームでしょう?」「eスポーツを習わせなくても子どもはゲームが大好きだから」と考えている親御さんは少なくありません。

ここでは、eスポーツの定義や、実際にeスポーツの大会が開かれているゲームタイトルをご紹介します。

eスポーツの定義と歴史

eスポーツは、下記のように定義されています。

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。

引用:Japan Esports Union「eスポーツとは」

ゲームで勝つためのテクニックや自分の問題点を洗い出し、次にどうするべきかを考えるのがeスポーツです。対戦ゲームで考えると分かりやすいかもしれません。

1980年に初めてファミリーコンピュータというテレビゲームが発売し、1990年頃には格闘技ゲームを中心に大会が開かれるようになりました。eスポーツは1990年頃から始まっている、すでに30年以上の歴史のある競技なのです。

子供に人気のeスポーツタイトル

eスポーツというと、格闘技ゲームやパズルゲームなどを想像されるかもしれません。

すでに日本でもプロチームが存在する、子どもに人気のeスポーツタイトルを紹介します。

Fortniteフィールドに落ちているものを使って戦うシューティングゲームです。建築要素を駆使して、相手のスキを突いて生き残るバトルロワイアルゲーム。ソロプレイもチーム戦も可能。
VALORANT5対5のチーム戦で行う対戦ゲーム。攻撃側、防御側を繰り返しながら敵を撃破しチームを勝利に導きます。武器や役割による動き方が重要で、チームとしての戦略が必要です。
スプラトゥーン35対5のチーム戦で、陣地の色塗りを行うゲーム。敵と戦うのか、色を塗るのか状況によって判断しなければなりません。道具や技によって役割が異なるため、仲間との連携が重要です。
マインクラフト主に建築を行うゲーム。eスポーツ教室では自分の作りたいものをPDCAサイクルを使って建造します。
ぷよぷよeスポーツパズルゲームの代表格。同じ色のぷよを4つ並べることで消すことができ、複数回消す「連鎖」を行うことで相手にダメージを与えられます。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALファイターを操作して戦闘を行う格闘技ゲーム。ゲームの操作性はもちろん、相手の動きに合わせてこちらの動きも変化させなければいけないため状況把握能力が必要です。

上記のゲームの中に、お子さんが好きなゲーム・すでにプレイしているものがあるのではないでしょうか。eスポーツ教室に通う際には、お子さんがすでに楽しいと思っているゲームを選ぶ方が、楽しく習い事に通えるようになります。

eスポーツを習い事にするメリット

eスポーツを習い事にするメリット

こちらの章では、eスポーツを習い事にするメリットを紹介します。

eスポーツでしか学べないこと、身につけられないこともありますのでぜひチェックしてみてください。

ゲームスキルの向上

目に見えてわかる効果としては、ゲームスキルの上達です。一般的にゲームは自分で試行錯誤しながら時間をかけて上達していくものです。eスポーツ教室では勝つための戦術や思考、どう動くべきかなどの基礎戦略を教えてもらえます。そのため、短期間でゲームスキルの向上が期待できます。

チームワークやコミュニケーション能力の向上

eスポーツの多くはチーム戦で戦うものです。そのため、仲間とのチームワークが重要になります。

よく、戦闘ゲームばかりしている子どもが汚い言葉ばかり使ってしまうと悩んでいる親御さんを見かけます。eスポーツでは汚い言葉一切使わず、失敗しても前向きな声掛けが基本です。

円滑なコミュニケーションが取れるようになり、仲間と目的を達成したときの喜びもeスポーツで学べます。

戦略的思考や問題解決能力の向上

勝利するためには戦略的な思考が必須です。この時はこう動くべきだ、と子ども自身が戦略的な思考を身につけられます。また、なぜ勝てなかったのかの分析や、その問題に対してどう解決していくかを考えるため、論理的な思考で考えられるようになるでしょう。

集中力や忍耐力の向上

eスポーツ教室では、同じゲームを何度も何度もプレイします。遊びではなく真剣に、集中してゲームに取組む必要があります。また、負けたときでもどうして負けたのかを考え、「次はこうやってみよう」と自分で解決策を考えながら再度同じゲームをプレイします。

競技性の高いeスポーツを続けるには、集中力・忍耐力が必要です。ひとつのことに向き合い、集中して出来るようになるまでやるという姿勢が身につきます。

コミュニティとの交流

学校であまり友人関係がうまく築けないという子どもでも、「同じゲームが好き」というコミュニティの中であれば、友人を作りやすいです。また、学校以外の場所で友人を作ることや、年の離れた子どもと友人になることで、コミュニケーション能力が育まれます。

学校以外の場所に自分の居場所を作っておくと、学校で何かあったときに子どもの心の支えになってくれます。

将来の選択肢を広げる可能性

eスポーツの市場はどんどん大きくなっており、世界的にも注目されている業界のひとつです。プロゲーマーにならなくても、eスポーツに関わる仕事に就く可能性があります。また、eスポーツで身に着けたパソコンやゲームに関する知識を活かして、情報処理やIT関係の道に進めるかもしれません。

eスポーツを習うことで、お子さんの将来の可能性や将来の夢の幅が広がっていくことでしょう。

eスポーツを習い事にするデメリット

この章では、eスポーツを習い事にすることのデメリットを紹介します。

ゲーム依存症のリスク

eスポーツ教室のほとんどは週に1度のレッスンが基本です。しかし、子どもは教室で学んだことを実践しようと自宅でもゲームを行うでしょう。そのことがきっかけで、ゲーム依存症や昼夜逆転などの生活への影響が出ることがあります。

運動不足

eスポーツはテレビゲームやパソコンを使うのが一般的です。そのため、同じ姿勢でずっと椅子に座っているようになります。自宅で練習を繰り返すようになれば、運動不足などの影響がでることも考えられます。

視力低下の可能性

ゲームは画面からたくさんの光が出ていますし、戦闘においては視覚情報が非常に重要になります。そのため、長時間ゲームをプレイすることによって視力低下の影響が出ることも考えられます。

ネットいじめやトラブル

ゲームによってはボイスチャットというゲーム内で通話できる機能がついています。ボイスチャットで他人から罵詈雑言を浴びせられてしまうトラブルも少なくありません。eスポーツやゲームをする際には親子でしっかりとルールを決めて行うようにしましょう。

費用面

eスポーツを本格的に始める場合、高性能なゲーミングPCが必要になります。その他にも、通信速度の速いインターネット会社と契約、操作性の高いマウス・キーボードなどをそろえると費用面が高くなります。

一般的に、eスポーツ教室に通う際の費用をまとめました。

月額費用(週1・1時間授業)10,000~20,000円
ユニフォーム代6,000~8,000円
合宿費用(年2回)30,000円
インターネット契約費用(月額)8,000円~
ゲーミングPC~500,000円
ゲーミングキーボード10,000円
ゲーミングマウス8,000円

eスポーツ教室によっては、教室にあるパソコンを使って授業を受けられることもあります。

ゲーミングPCなどは子どもの成長度合いによって購入を検討するくらいでよいかもしれません。

eスポーツ教室の選び方

実際にeスポーツを習わせる際に、eスポーツ教室を選ぶポイントをまとめました。

教えるゲームタイトル

重要なのは教えているゲームタイトルです。出来れば、お子さんがすでにプレイしたことのあるゲームの方が、馴染みやすいでしょう。eスポーツ教室によっては複数のゲームを教えているところもありますので、選ぶ際のポイントとして押さえておきましょう。

指導者の質

お子さんが本気になるためには、指導者もしっかりとした人に教えてもらいたいですよね。まずは親御さんが話を聞いて、信頼できる人なのかを確認しましょう。

また、指導者がeスポーツでどのような実績を持っているかを確認するのも忘れずに。実はeスポーツは初めてという指導者も少なくありません。しっかりとした見極めが重要です。

設備環境

近年増加しているeスポーツ教室には、ほとんど教室にパソコンが準備されています。パソコンのスペックや通信速度などを確認して、子どもがスムーズにゲームがプレイできる環境であるかの確認が必要です。

また、長期で通うことを考えると自宅から近いところを選ぶのもおすすめです。

料金体系

料金についても事前に調べておきましょう。ほとんどの場合、月額料金がかかります。

それにプラスして、大会に出る場合にはオリジナルのユニフォームの購入が必要です。また、eスポーツ教室によっては合宿を行っているところもあるため、月額料金だけでなく細々とした出費をすべて教えてもらいましょう。

また、やめる際の条件も事前に確認しておくともしものときに役立ちます。

体験レッスンの有無

どんな習い事でも、体験レッスンは必要です。もし、体験レッスンを行っていないeスポーツ教室の場合は、通うのを見送りましょう。

eスポーツ教室において、指導者と子どもの相性も重要ですし、クラスの雰囲気や仲良くなれる子がいるかなど実際に体験してみないとわからないことも多いです。事前に体験レッスンを受けられるところを選んでおきましょう。

その他(大会実績、オンラインレッスン対応など)

子どもを大会で優勝させたい!という強い気持ちがあるご家庭は、大会実績や指導者の大会経験などを重視しましょう。eスポーツ教室によっては大会に出ないと決めているところもありますので、事前の確認が必要です。

また、オンラインレッスンに対応してくれているところも増えています。通えない日でも授業が受けられる環境である方が親御さんも安心です。

eスポーツを習い事で始める際の注意点

eスポーツを習い事として本当に始めようと考えたときに、いくつか注意点がありますのでぜひチェックしてください。

年齢制限を確認する

ゲームタイトルによっては年齢制限を設けているところがあります。家庭用のゲーム機であれば年齢制限をあまり気にしないかもしれないですが、大会に出るとなると年齢制限によって出場ができなくなってしまいます。

お子さんの年齢に合致したゲームが学べるeスポーツ教室を選びましょう。

ゲーム機やソフトの準備

実際に教室に通うと、自宅にもゲーム機やソフトの準備が必要になります。授業は週に1度しかありませんから、それ以外の時に練習する必要があるためです。ゲーム機を新たに購入する、場合によってはゲーミングPCの購入が必要になることも考えられます。

保護者とのコミュニケーション

お子さんがゲームに熱中していると、保護者とのコミュニケーションが不足してしまいます。会話が減り、反抗期と重なると、お子さんの生活のコントロールも難しくなってしまうでしょう。

eスポーツ教室に通うと決めたら、「●日は家族で出かける日」「夕食は絶対一緒に食べる」などの家族ルールを設けておくことで、不足したコミュニケーションを補えます。

健康管理

ゲームに熱中してしまうと、昼夜逆転・運動不足など健康を害するような悪影響が出る可能性があります。お子さんの健康には十分注意して、生活リズムの安定はもちろん、定期的に運動できる環境を作ってあげましょう。

学習との両立

子どもにとってゲームは楽しいものです。それに対し、勉強はあまり好きではないというお子さんもいますが、学習との両立は必要不可欠です。日々の宿題やテストへ向けた勉強などは時間を決めて対応しましょう。

まとめ|eスポーツ習い事で子供の可能性を広げよう

eスポーツ習い事で子供の可能性を広げよう

eスポーツは今後も発展していく業界であり、子どものころからeスポーツを習い事にしておくことで子どもの将来の選択肢が広がります。

もちろんデメリットもありますが、家族でしっかりと話し合いをすることで乗り越えられるものばかりですので、ぜひ前向きにとらえてeスポーツ習い事にしてみませんか?

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