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小学校受験に役立つ習い事は?合格につながる選び方と親の心構え

小学校受験で習い事がおすすめな理由

小学校受験を考えているママやパパの中には「塾以外に習い事をしたほうがいいの?」「周りの子はどんな習い事をしているんだろう?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。子どもの力を伸ばす習い事を選び、できれば受験対策もしたいと考える人も多いでしょう。

結論、個人差はありますが、小学校受験の対策をしながら習い事をするのがおすすめです。子どもの力をさまざまな側面から伸ばしつつ、好きな習い事に取り組めば、受験対策の息抜きにもなります。

この記事では小学校受験の習い事に関する、次のような内容を紹介します。

  • 小学校受験で習い事がおすすめな理由
  • 受験対策につながるおすすめの習い事
  • 習い事を決める際の注意点

ぜひ最後までお読みいただき、子どもに合った習い事選びの参考になれば幸いです。

小学校受験で習い事がおすすめな理由

小学校受験を控える子どもにとっての習い事は、受験で問われる多様な能力を育み、個性や得意なことを伸ばす機会になります。ここでは習い事がおすすめな理由を3つ紹介します。

試験で問われる能力を育む

習い事は、小学校の入学試験で評価される思考力・判断力・表現力・協調性などの非認知能力を育む良い機会です。近年の小学校受験では、ペーパーテストのほかにも行動観察・運動テスト・個別テストなどを通じて、学力以外の能力を重視する傾向があります。

習い事教室で伸ばせる力の例を紹介します。

  • 体操教室

体力向上、指示を聞く力、自分で考える力、諦めずにやり抜く力などが身につきます。学習するうえでは問題解決能力にもつながる重要な力です。

  • 絵画教室

指示を聞く力、道具を正しく使う力、表現力などを養います。手先をよく使うので、手先の器用さである巧緻性(こうちせい)も育まれ、脳の発達を促します。

机の上で勉強に取り組むだけでは身につきにくい力も、習い事であれば自然に伸ばせる機会を得られます。

面接での話題作りにつながる

習い事の経験は、面接の際に子ども自身の言葉で個性をアピールする材料になります。小学校受験の面接では、子どもの興味や関心、家庭での過ごし方について質問されることが多く、普段の生活から見える個性や意欲を見極めようとするからです。

例えば「好きなことは何ですか?」という質問に対して「サッカーが好きです。ゴールを決めたときはとても嬉しかったです」といった具体的なエピソードを話せると、面接官に良い印象を与えられます。

保護者面接でも、習い事を通じての子どもの成長を具体的に伝えられるので、家庭での教育方針・子どもの個性を説明しやすいです。

習い事を通じて見つけた得意なことや好きなことは、子どもの自信になり、面接という緊張する場面でも堂々と自分を表現できることにつながります。

受験勉強の息抜きになる

小学校受験の準備は子どもにとって大きな負担になる場合がありますが、興味があることや好きなことから習い事を選択すれば息抜きになります。例えば、机に向かう時間が続いたあとに、体を思いきり動かせる習い事をすると、気分転換やストレス発散につながるでしょう。

特に幼児期の子どもは好奇心旺盛なので、好きなこと・関心があることに集中して取り組める習い事は欠かせない存在です。「受験だけ」にならないことで、より良い精神状態で乗り切る力が身につきます。

受験で評価される能力とおすすめの習い事

受験で評価される能力とおすすめの習い事

先述の通り、小学校受験では表現力や協調性など、さまざまな能力が総合的に評価されます。ここでは伸ばしたい能力別に、おすすめの習い事を紹介します。

運動能力:体操、水泳、リトミック

小学校受験では指示された行動ができるか、体をバランスよく動かせるかなど、運動能力が重視されることがあります。

体操教室ではマット運動や鉄棒、跳び箱などを通じて、体の使い方やバランス感覚を養えます。また、先生の指示をよく聞いて行動するため、話を聞く力も育つので、小学校受験を控える子どもが通う定番の習い事です。

水泳は全身の筋力や心肺機能をバランスよく鍛えられるため、人気があります。脳の中で神経同士がメッセージを受け渡す場所である「シナプス」の活発化により、集中力が向上して学習面にも良い影響を与えると言われています。

リトミックは音楽に合わせて体を動かす習い事で、リズム感や表現力を養うことができます。運動能力だけでなく、集中力や協調性も育むため、グループで行動する際の試験で大いに役立ちます。

知的能力:幼児教室、そろばん

小学校受験の対策として、よく知られているのは幼児教室です。幼児教室では小学校受験の出題傾向に合わせたテスト対策や、手先の器用さを問う工作・動作など、受験に特化した学習を行います。集団行動も取り入れているので、実際の試験内容に近い課題を繰り返し練習して身につけることができます。

そろばんは計算力はもちろん、集中力や記憶力、忍耐力を養うのに優れた習い事です。数字を扱うことで論理的な思考力が鍛えられ、フラッシュ暗算などで鍛えられる珠算式暗算能力は、記憶力の向上にもつながります。

表現力と協調性:絵画、音楽、バレエ

小学校受験では、自分を表現する力や、他者と協力する協調性が重視されます。

絵画教室は自由に絵を描くことを通して、豊かな発想力と表現力が身につきます。また、工作も行う教室が多く、手先の器用さである巧緻性を養うことにもつながります。中には入学試験で絵画の課題を出題する学校もあるため、小学校受験を控えるご家庭に人気のある習い事の一つです。

音楽教室はリズム感や音感が育まれるのはもちろん、合唱や合奏では協調性が養われ、楽器の演奏で指先を動かすことで巧緻性も養われます。

バレエは、美しい姿勢や体の柔軟性、礼儀作法が身につき、発表会などを通じて表現力を高める良い機会になります。集団での練習が多いので協調性、指示行動の能力も自然と身につきます。

習い事を決める際の注意点

小学校受験を視野に入れた習い事選びは、気を遣うことも多いでしょう。しかし、親が子どものためを思って選んだとしても、子どもがストレスを感じてしまうなど、逆効果になる可能性があります。ここでは習い事を決める際の注意点を3つ紹介します。

子どものストレスにならないようにする

受験を意識した習い事は、子どもの将来に役立つと同時に、大きなストレスになる可能性もあります。苦手なことばかり取り組ませたり、厳しい指導方針の教室を選んだりすると、習い事自体を嫌いになってしまうかもしれません。習い事を始める前に体験レッスンなどを利用して、子どもの反応をしっかり見極めるようにしましょう。

また、受験対策と習い事のスケジュールを詰め込みすぎないように注意しましょう。子どもが「楽しい」「もっとやりたい」と思える習い事を選ぶことが、モチベーションを維持するうえで大切です。

子どもの興味を優先する

習い事を選ぶ際は、親が一方的に決めるのではなく、子どもの興味や関心を優先してあげましょう。子どもの興味があることは自発的に取り組む姿勢が生まれやすく、上達も早くなります。習い事で好きなことにじっくりと取り組む経験は、自信や自己肯定感にもつながります。

費用と時間を考慮する

習い事は月謝や教材費、ユニフォーム代など、さまざまな費用がかかります。複数の習い事を掛け持ちすると経済的な負担も大きくなるため、家計を圧迫しない範囲で無理のないプランを立てることが大切です。また、習い事には送迎の時間も必要です。親の仕事や家事のスケジュールを考慮して、時間的な負担が大きくなりすぎないように調整しましょう。

習い事をたくさんさせることが良い結果につながるとは限りません。家族で過ごす時間、家でゆっくりと遊ぶ時間も確保できるように、習い事の数や内容を検討することが大切です。

受験と習い事に関するよくある質問

受験と習い事に関するよくある質問

ここからは小学校受験と習い事の両立について、保護者の方から多く寄せられる質問にお答えします。

受験塾と習い事の両立は可能ですか?

子どもの状況や受験塾のカリキュラム次第で可能です。受験塾ではどうしても机に向かう時間が多いため、習い事で体を動かしたり、自分を思いきり表現したりする時間はストレスの発散にもなります。

ただ、両立しようとすると時間の余裕がなくなってしまうため、少なからず子どもに精神的・体力的に負担がかかります。まずは、受験塾のスケジュールを把握し、無理のない範囲で習い事の時間を確保しましょう。

いつから始めるのが良いですか?

習い事を始める時期に正解はないので、子どもが興味を持ったときに始めるのがおすすめです。

本格的な受験準備は、一般的には年中の秋頃から、難関校を目指す場合は年少の秋頃から始めることが推奨されています。早めに始めると、受験準備を始める頃には慣れ親しんだ習い事になるので、子どもの負担を減らせます。習い事を始める時期は、子どもの発達段階や個性に合わせて、ご家庭のペースで決めるのが良いでしょう。

習い事はいくつまでしていいですか?

子どもの性格や体力にもよりますが、小学校受験を目指す場合、習い事は2つから3つまでに絞るのが一般的です。習い事の数を増やしすぎると、それぞれの習い事が中途半端になり、子どもの自由な時間がなくなってしまいます。

子どもが疲れていないか様子を見ながら、無理のないスケジュールを組むことが大切です。習い事は、あくまでも子どもの成長を促す一つの機会であり、家庭での遊びやお手伝いなどでも子どもの力を伸ばすことはできます。子どもの興味にあった習い事を、無理のない範囲で通うのがおすすめです。

まとめ

小学校受験における習い事は、子どもの個性や能力を育むための大切な機会です。受験で評価される運動能力や知的能力、表現力、協調性は、机に向かうだけでは身に着けられないものもあります。習い事を通じてさまざまな能力をバランスよく養うことで、自信をもって受験に臨むことができるでしょう。

しかし、習い事を選ぶ際は子どもの興味を優先し、ストレスにならないよう気をつけることが大切です。習い事の費用や時間も考えながら、ご家庭に合ったプランを立てるようにしてくださいね。

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