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習い事 1

最近は女子の空手演武も人気。心を鍛える空手は男子の定番習い事

空手の真っ白な道着を着ている小さい姿は男の子のママには憧れる人も多いものです。
心とカラダが鍛えられる日本武道の中でも、空手は小さい子でも始めやすい最もポピュラーな武道です。
最近はTVで空手演武を披露する天才少女も現れ、2020年東京オリンピックの種目候補になるなど、注目を集める空手について今回は紹介します。

空手で鍛えられる3つの力

精神力

運動が好きな子供にとって、体操教室や水泳教室は人気がありますが、空手などの日本武道では、運動するだけでなく精神的にも鍛えられます。
礼に始まり礼に終わるという徹底した姿勢は他の習い事では身につくものではありません。
入門した当初は数か月、お辞儀や礼の練習をするところもあります。
また、黙想の時間を取るのも一般的で、集中力を高め、精神的にも落ち着きを身につけている子どもが多くみられます。

体力

空手道場では週に2回以上稽古があるのが一般的です。
空手の稽古は大きな声をだしながら何度も突き・受け・蹴りを繰り返すため、体力がつきます。
また、形の練習ではむずかしい動きを習得するのに反復が必要です。
止めるところはきっちり止める、大きな動きと速い動きの緩急も負荷のある運動になります。
稽古を通して体力をつけ、組手での勝ち負けだけではない強さにつなげていきます。

コミュニケーション能力

師範や先生から空手を習うなかで礼儀が重んじられ、目上の人への挨拶ができるようになります。緊張感を持ちながら師弟関係を体験する場としても貴重な体験ができます。
また、一緒に頑張る仲間と切磋琢磨しながら成長できるのも魅力です。
帯の色が変わるなかで、ライバルとしてモチベーションを持たせてくれる存在が見つけられるでしょう。稽古の回数が多ければ、友達も増えます。
道場では年長者が小さい子の面倒を見るのが自然なことなので、幅広い世代とのコミュニケーション能力が身につきます。

数ある空手の流派ごとの特徴と選び方

数ある空手の流派ごとの特徴と選び方

伝統的な空手流派

空手の中でも日本武道の精神を最も引き継いでいるのが伝統派で全日本空手道連盟に加盟している団体を指しています。
連盟は日本武道館に加盟していて、武道館で全国大会も行われます。
古くは中国から沖縄に渡り、それを日本の武道として改めたものが空手の原型です。
伝統派ではその流れで、直接撃ち込まない寸止めを採用しました。実践よりも哲学や礼節を大切にする形になっています。
組手でも寸止めがルールになっているなど、戦うための武術とは一線を画します。

【主な流派】四大流派(和道流剛柔流糸東流松涛館流)など

フルコンタクト空手

組手の際に打撃を加えることが大きな特徴になるフルコンタクト空手は、子どもクラスではほとんどのところでプロテクターをつけて安全に行われています。
形よりも組手に重きを置くスタイルで、格闘技のような側面も持ちます。
一方、もとは伝統空手から派生していて、礼儀や挨拶を大切にする点は同じです。
顔面以外への拳による打ち込みを許容し、少しずつ痛みを知ることで心身を鍛えていきます。

【主な流派】極真会館(正道会館・士道館など)

空手流派の豊かなバリエーション

伝統派やフルコンタクト空手の他にも、防具付き空手・格闘空手など空手のジャンルや連盟・協会は多々あります。
それぞれの大きな違いとしては伝統派の寸止めを使わずに、組手の形式をどうするかといった点になります。
国際的に競技人口が多くオリンピック競技に採用されるテコンドーは韓国の武術ですが、空手から派生したとも言われています。
特に足技に重点を置いたもので、コンタクトのある組手が特徴です。
空手が拳を中心に技や形が発達しているのに対して、足技のコンビネーションではテコンドーでは豊富です。胴にもプロテクターをして行われます。

空手を習わせるなら道場が一番?

空手の基本から組み手と形の試合

空手の道着を占める帯はどの流派でも白から始まり、黒が最上位を示します。
それぞれの流派の形を覚えることで昇段審査に受かり、ランクアップしていく仕組みです。
空手では、昇段を目指して頑張る一方、試合を行って勝敗をつけることもあります。試合にも形の出来栄えを競う形試合と、組手を行う組手試合があります。
組手試合では、それぞれの流派によって勝敗の決まり方が違います。
ポイント制・ダメージ制といった違いもあります。フルコンタクトなのか、グローブなど防具の上からあてるのか、寸止めなのか、拳を軽く当ててもいいのかといった点も流派によって違ってきます。

全国に多くある空手道場

空手道場は週に2回以上通う場合が多く、近い方が便利です。
大体月会費は5000円くらいで、武道系は回数が多いのでお得と考えられます。
道着は子ども用でも10000万円くらいはかかります。
また、昇段審査や大会に出る際は別途お金がかかります。
流派によって考え方や教え方が違うのであらかじめ調べ、実際見学してから決めることが大切です。
先生との相性は、大きく子どものやる気に左右するポイントです。
厳し過ぎる、生徒数が先生に対して多い、優秀な生徒ばかりに手をかけているといった点は気を付けてみるべきポイントです。

スポーツクラブにもある空手スクール

気軽に空手に親しめるのが、スポーツクラブの主催する空手スクールです。
本格的な道場ではなく、ダンスなども行われるスタジオが使われることが多くなります。
月会費制で週に1度の稽古のところが多く、入会金や道着代のほかに、スポーツクラブのバッグなどを購入する必要があります。
講師は各空手連盟から来ているので、それぞれの流派によって学ぶ内容は変わります。
試合も行われ、道場と同じように昇段審査も受けられます。
一つのクラスで基本は一人と、講師の数が少ないことが多く、子どもの扱いになれていない先生だと厳しい面もあります。体験を利用して、講師の質を見極めましょう。

オリンピックも目指せる!最近注目される空手のメリット

いじめられっ子に自信をつける

最近は、いじめられるのを防止するために空手を習わせる家庭もあります。
空手をすることで大きな声を出す練習や、人との距離が近い組手を通して自信を持つことができます
空手をやっていると「強く」なるという場合は、腕力や戦いの技術が付くためではありません。
心が強くなることで自信を持って人とぶつかる勇気が持てることが、気弱な子に空手を習わせるメリットになります。

元気過ぎる子が落ち着いてくる

お友達とのやり取りで手が出てしまう、やんちゃな子にとっても空手は有効です。
普段声が大きいことを注意される子も、空手では気合でどんどん大きな声を出していい環境が整っています。
やんちゃな子でも、むやみに空手技を使わないよう道場で諭されるため、もっと乱暴になることはありません。
持てあましてしているパワーを、空手という形にはめていくことで、動きに無駄がなくなり落ち着いてきます。

天才少女登場。かっこいい形の演武!

2020年のオリンピックに向けて空手が種目候補として挙がっています。そのなかで、伝統派空手松涛館流の天才少女高野万優ちゃんが形の演武で注目されています。
形は流派によってちがいますが、後ろ回し蹴りなど大技の入った演武は圧巻です。
組手は消極的になりがちな女の子でも実力を発揮できるのが形です。
覚えの早い女の子なら昇段も有利です。
世界的にも日本の女子の演武は高い評価を得ています。
最近は女子の活躍も目覚ましく、小さいうちから始めることで憧れの空手女子に一歩近づけるでしょう。

まとめ

男の子に人気の習い事、空手は見ている方も元気になれます。
大きな声を出してたくましく成長していく姿は日々の練習や試合のたびに応援する周りの人を喜ばせてくれます。
男女問わず、幼いころから日本武道の礼儀を身につけるには、スポーツ感覚で始められる空手が一番身近になります。
精神力・体力をしっかり伸ばし、コミュニケーションの能力も高めてくれるのは空手を習わせる魅力です。

参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%88%E7%A9%BA%E6%89%8B

http://shuminavi.net/schools/tokyo/martial-art/karate/

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