ピアノをやることで身につく7つの能力とは?子供のピアノ教室。

ピアノを習うことのメリット

表現力を高める

人間は、生まれながらに表現したいという欲求を持っています。
ピアノを弾くためには、技能の習得はもちろんですが、良い演奏をするためには、美しいものを、見たり聞いたりして感じ取る’心’をしっかり育み、精神の奥深くに蓄積した感動を再び、表現しようとするエネルギーが必要です。
音楽の中に”真・善・美”を見いだし、自分の得た感動・喜びを人との関わりの中で共有して、さらにゆっくりと熟成させていく過程で、心の深いところで”物事の本質”を感じ取る感性が、研ぎすまされていきます。
表現力とは、この感性によって、得る感動を自分のものとして解釈し、再び外界に表出させ、他者との共有を求める能動的な姿勢だと思います。
自分自身がピアノの弾き手として、音楽に向き合うことは、内なる深い洞察と豊かな表現を、相関的に探求していくことだと言えます。

集中力を養う

脳科学で言われるところの、「右手・左手・足(ペダル)」全ての違った動きを一度にすることで、脳の全ての分野の発達に寄与するというものです。弾くだけでなく、同時にどのように自分が弾いているのか、連弾の場合は、パートナーがどのように弾いているのか「聴く」ことも同時に行わなければなりません。澤村先生は、ピアノ以外では、このように全ての感覚を一度に統合するような動きは、あまりないとおっしゃっています。

暗記力を鍛える

完全に暗譜することでなくとも、楽曲を弾くということには、次がどのような展開になるのかを常に意識しなければならないため、短期の暗記力が求められます。
澤村先生によれば、脳のワーキングメモリは問題解決能力に結びついており、社会性、創造性など、人生の成功に関係する全ての基礎となるのだそうです。

 

 

想像力を働かせる

多くの曲のなかから、自分が弾きたいと思う曲と出会います。
時代背景や様式、この曲が書かれた当時、どのようなものが好まれていたのか、作曲者はどのような環境に身を置いていて、その曲が生まれたのか等、楽譜から読み取れることだけでなく、しっかりと曲と向き合い、研究するなかで、作曲者との静かな対話がなされます。色々な目に見えない多面的な事象にも想いを馳せる力が働き、自分の表現へとつながるのです。
同年代の子どもとくらべて、音楽体験のある子は、落ち着きがあるといわれるのも、この想像力を持って、自分と向き合う自己探求を普段から無意識におこなっているからだとおもいます。

協調性を身につける

音楽は、言葉に頼らないコミュニケーション方法です。作曲者と演奏者、演奏者同士、演奏者とリスナー。時代や国の違いを超えて、普遍的に感動を呼び起こしてくれ、他者への受容のキャパシティを広げてくれます。

また、幼い頃から、他国の音楽にふれることで、その民族の鼓動としてのリズム・心をうつメロディー・そしてともに共鳴し合うハーモニーにひたることができ、様式や体系のしばりを容易にこえることができるようになり、実際の演奏のなかでは、言葉や年齢に関わらず交流できることで、さらなる精神の交流へと発展していきます。

言語能力が上がる

現代は音に溢れ、子ども達は、幾多の雑音のなかに囲まれて育っていきます。ピアノをしている子ども達は、雑音のなかから、意味のある音を拾う能力に長けていると言われています。
また、常日頃から演奏している人にとっては、リズムを感じ取ることが既に身に付いているので、外国語のもつリズムの特徴をとらえるのも早いと言われています。

持続力を伸ばす

副次的な効果として、持続力を伸ばすことも考えられます。練習は決して楽しいばかりではありませんし、音楽自体は好きでも、練習を苦痛に感じたりすることは誰にでもあることです。練習を嫌がったからといって、簡単にやめてしまわないことが大切です。これを乗り越えた先に、どういうことを得られるのか、という少し先のことを親がしっかり理解して、励ましながら、継続することの大切さを教えることが出来ます。コンクールや発表会などで、モチベーションを高めつつ、目標をひとつずつクリアしていくことで、持続させるのも一つの方法です。
また、成長して、他の用事で時間が押すと、ピアノがだんだん優先順位で後回しになっていき、やめてしまうということも考えられます。しかし、澤村先生もおっしゃるように、これでは本末転倒で、無理をする必要はありませんが、何かの付け加え出なく、生涯学習のひとつとして、両立することを学ぶところに意義があると言えるでしょう。

 

≪プロフィール≫

上智大学・イギリス留学を経て、現在、英語教師・英語学習関係のライター業に携わっている。一児の母。幼少から、クラシック音楽に触れ、ピアノやパイプオルガンの演奏経験あり。

 

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